8月23日は「ウクレレの日」だ。
ハワイの民族楽器として知られるウクレレは、ポルトガル移民が持ち込んだ楽器が原型と言われている。
その楽器をハワイ原産のコアの木で再現しようと試みたのが現在のウクレレとなった。
ハワイ国有の楽器として定着したウクレレを記念し、州政府は、ポルトガル人が移民登録を行った1879年の本日をウクレレの日と定めた。
TEDでのウクレレ奏者ジェイク・シマブクロ (画像=Photos For Class)
日本でも、ウクレレは、大人から子供まで気軽に楽しめる楽器として、人気がある。
初心者でも簡単に弾けると、大人になってからの趣味として始める人が多い。
音楽教室大手のヤマハ音楽教室でもウクレレ教室がたくさん開かれている。
人気の始まりは、フラダンスブームが起きてからだという。
インナーマッスルを鍛えられるフラダンスがスポーツジムのメニューにも組み込まれるようになった。
そこで、フランダンスの伴奏に使われるウクレレが注目されているのだ。
ウクレレは他の楽器に比べて、値段が安いことも魅力の一つで、3000円~で買うことが出来る。
ギター女子ならぬウクレレ女子が増えているという。
手軽に始められるだけではなく、自宅で音を気にせず練習できるのも大きな魅力だ。
他の楽器では、騒音を気にしてしまい自由に演奏することができないが、ウクレレであれば大きな音も出ないので近所迷惑にならない。
わざわざ、スタジオに入ったり、外で練習したりしなくていいのだ。
ウクレレ奏者として知られるジェイク・シマブクロがTEDの講演に参加し、このように話している。
「(ウクレレは)楽器の負け犬みたいに扱われるでしょ。でも、これは平和を象徴する楽器だと私は信じてきました。皆がウクレレを奏でれば、世界はもっと幸せな場所になれるからです」
室内で演奏していても、騒音問題にならず、ご近所付き合いも平和に進んでいく。
ジェイク・シマブクロが話していることは、あながち間違いではないのかもしれない。
敬称略