7月21日はアカデミー俳優「ロビン・ウィリアムズが生まれた日」である。
アカデミー助演男優賞を受賞した名俳優は1951年の今日、生まれた。
ロビン・ウィリアムズ (画像=Photos For Class)
ロビンの父は自動車メーカー・フォード社の重役で、裕福な家庭で育った。
演劇科のある大学に通い、1980年に『ポパイ』でコメディ俳優として映画デビューする。
主演を演じた1987年公開の映画『グッドモーニング、ベトナム』がゴールデングローブ賞を受賞し、1997年には『グッド・ウィル・ハンティング』でアカデミー賞助演男優賞を受賞する。
ロビンは人間味溢れるキャラクターを演じる一方で、殺人鬼などシリアスな役も多く演じ、コメディ俳優のイメージを覆し高い評価を得た。
しかし、2014年8月11日にカリフォルニア州にある自宅で自殺し、この世を去った。63歳だった。
自殺するまでの数か月間はうつ状態だったと報道されている。死後、妻スーザン・シュナイダーがロビンは初期のパーキンソン病であったと公表した。
ファンや報道陣へもサービスを欠かさない明るい性格で知られていたが、実はかねてよりアルコール依存症と闘っていたという。自殺直前の7月には、アルコール依存症のリハビリ施設に入所していたと伝えられている。
親日家としても有名で、長女の名前を任天堂のゲームから「ゼルダ」と名付けるほどだった。大相撲のファンでもあった。
自宅はカリフォルニア州マリン郡にあり、高所得者が住宅を多く構える地域だ。
ロビン・ウィリアムズ以外にもショーン・ペンやジョージ・ルーカスも住んでいた場所でもある。
突然の死でトラブルも起きた。
ロビンの現在の妻であるスーザンが自宅の住宅ローンを払うことが出来ず、600万ドル(約7億4600万円)相当の家に住めないと訴えている。
そもそも、ロビンには遺書があり、そこには妻が自宅に生涯暮らすことができ、そのための資金を一生受け取ることができると記載されていた。
しかし、前妻、前々妻の子どもとの合意がなく、そのための資金を一切受け取っていないというのだ。
子どもたちの反論もある。遺書には、「暮らすことができる」としか記載されていないが、自宅にあるロビンの私物や子供たちに託された品を一方的に所有していると主張。
ドロ沼の法廷闘争に発展している。
敬称略