7月11日は「セブンイレブンの日」である。
理由を述べる必要はないだろう。
コンビニエンスストア(コンビニ)のセブンイレブンは1927年に、アメリカで氷販売店として始まる。
当時は電気冷蔵庫が普及していなかったため、氷は生活に欠かせない必需品だった。
氷がたくさん必要となる夏の時期は、朝7時から夜11まで営業を行っていたという。
ある時、お客から卵や牛乳を扱ってくれるともっと便利になると、声が寄せられ、生活用品の取り扱いも開始する。これにより、本格的なコンビニエンスストアが誕生した。(セブンイレブンのHPより)
1946年には、朝7時から夜11時営業を一年中に拡大。店名も時間に合わせて「7-ELEVEN」に変更した。
(画像=リビンマガジン編集部撮影)
このセブンイレブンが日本にやってきたのは1974年である。豊洲に第一号店をオープンした。
当初は、店名通り7時から23時までの営業だったが、福島県郡山市虎丸店で初の24時間営業を始める。
その後、どんどんと店舗数を増やしていき、店舗数19,588店舗(2017年6月末時点)を誇り、名実ともに業界NO,1コンビニチェーンとなる。また、世界を合わせると62,243店舗にもなる。
これだけの店舗数を誇りながら、セブンイレブンは全都道府県への進出はまだだった。これは同社が特定の地域でシェアを高めるドミナント戦略をとっているためだ。しかし、来年にはこれまで1店舗もなかった沖縄に初出店が決まった。これで晴れて全国展開となる。
同社では「セブンイレブンの日」にちなんで記念キャンペーンとして6日から、各メーカーとコラボした限定商品を発売する。「わさび7倍わさビーフ」や「イーマのど飴ミラクル11」といった、7と11にちなんだ商品が発売されるという。
いまではすっかり生活に定着し、コンビニが近くにあることも部屋探しの重要なポイントになった。
マイナビニュースが2011年に発表した調査では「家の隣にあったらうれしい施設ランキング」で男性1位、女性2位にコンビニがランクインしている。住宅検索サイトでもコンビニまで○分などと表示され、物件をアピールする重要な指標だ。都会と田舎を問わず、なければ困る。生活する上で必需の施設になりつつある。