近所に内緒のまま不動産を売りたい
不動産の売り方はその個人の事情によって変わってきます。
たとえば、離婚したことを周りに知られたくないから家を手放すことは近所には内緒にしてほしい。ローンが払えなくなったことを知られたら恥ずかしいので、売却を知られたくない。
色んな理由から秘密で売ってほしいという依頼が多くあるようです。このような依頼をする場合には覚悟しないといけない点が幾つかあります。
最初からばれないように気を付けて
戸建ての場合は気をつけないと、販売価格を決める前の土地や建物の査定段階で近隣住民にバレることがあります。業者さんが物件をチェックしているのを近所の人が見たら、増築か建て直し？または売却のための動き？などと勘ぐられる可能性があります。
お願いすれば作業着ではなくスーツ姿で営業マン風に来てくれるなど、対応してくれる会社もあるようなので、しっかり要望を伝えておきましょう。
購入希望者との交渉がしづらくなってしまう
広告はもちろんネット情報の出し方も工夫してくれることがあります。
この場合、遠方の地域にだけ情報を流すなどすればバレにくくはなりますが、情報の拡散が制限されてしまいます。売れるまでの時間が長くかかることは覚悟しておきましょう。
せっかく見つかった購入希望者を逃さないために価格を下げざるを得ないことも多くあります。それに、途中でもし近所にばれてしまっても不動産会社に過失が無ければ責任もありません。
不動産売却を隠す理由にもよる
いずれは、購入希望者の見学や引越し業者の出入りもあります。新入居者の新しい生活が始まるころにはどうしてもバレるという事を理解しましょう。
結局はバレてしまうことに対して、どこまで妥協していくのかを考えた時、子どもの精神衛生面や離婚に対しての不利益が絡んでくる場合などでない限りは、最初から開き直って隠さずに宣伝してもらった方が利点が多いといえます。
売却方針を変えてみるのも手です
業者や購入希望者の訪問が一番少なくて済む方法としては、不動産会社に直接売ることが一番です。引越しをする直前まで知られないためには、ほぼそうするしかないとも言えるでしょう。
少なくとも上記で示したような部分をしっかり説明してくれる、親切な不動産屋さんに仲介を依頼するべきですね。「内密ですね分かりました」と、簡単に承諾したのに秘密にする努力が見られない場合は単に手数料が欲しいだけかもしれません。
