空き家になった実家は放置していても仕方ない
空き家にも税金はかかってきますから、自分の持ち家と両方を所有している場合はダブルで税金を納めていくことになります。できればそんな状況は、避けたいところですよね。親族の誰かが住めればいいのですが、土地を離れてしまっている場合は非常に難しいですね。賃貸に出せるような新しめの建築であれば、貸し出しをして家賃収入を得る事も前向きに考えましょう。古い建物の場合は放置する期限を決め、後に更地にするなりして売却し、現金に換えることを検討しましょう。
ちょうどお金が必要な時期であることが多いのです
実家が空き家になってしまうのは、なにも家族が亡くなってしまった時ばかりではありません。老人ホームへの入居や、長期の入院でも空き家の状態になってしまうことがあります。そんな時は介護費用や医療費が多くかかることになり、お金が必要になってきます。そんな時には住んでいない実家を手放すことや、賃貸にすることもやむを得ない選択と言えるでしょう。
淋しい決断でもありますが、未来を優先しよう
とはいえ子どもからしてみれば自分の生まれ育った思い出の場所ですから、簡単な決断ではないかもしれません。しかしながら、お金の工面に失敗したせいで孫の進学に影響したり、複数の仕事を抱えたりするような状態になることを実家に住んでいた家族は望んでいないと思われます。放置するくらいなら、未来のために有効活用したほうが良いと言えるハズです。
社会問題にもなっている空き家放置
今、空き家問題が各地で巻き起こっています。木が隣に伸びているという程度ではなく、放火のターゲットになってしまったり、犯罪組織の架空住所に使われたりと社会問題になっているようです。トラブルに巻き込まれないためにも、どんな利用法があるのかを考察し、早めに手を打つべきです。トラブルになっていなくても、空き家を所有し続けることは子や孫の代まで税負担を残すことでもありますので、何もしないというのはぜひ避けるべきです。