だれも住んでいない状態の家は危険です

実家の親が老人ホームに入所し、今はだれも住んでいない。そういった状況にある方もいらっしゃると思います。そんな時、生まれ育った思い出のある実家を急に売却や解体しようとはあまり思えません。数年後には売却するなどの有効利用を計画してあるのかもしれませんが、それまでの間は空き家を放置してトラブルにならないよう、定期的に足を運び、草木の手入れや 空気の入れ替えなどだけしているというケースもよく耳にしますね。

空き家の管理 委託もできます

そんな空き家の管理は遠方であればあるほど交通費も時間もかかりますし、素人の判断になりますから危険な状態であっても気づかない場合もあるかもしれません。そこで検討してみて欲しいのが、不動産会社などへの管理委託です。税金を払う上に、さらに管理費まで払えないって思うかもしれませんが、サービス内容によっては月額100円からあるようです。取り壊す予定の物件であれば定期的に巡回してもらうだけでかなり安心できますね。人が住める状態を保ちたい場合は、もっと内容の濃いサービスを受けなければならないので、料金は上がってきます。掃除、草取り、除湿剤の設置など内容は多岐に渡りますので、相談して決める必要がありますね。もしもの災害時にも状況を報告してもらえれば助かります。

将来的にどうするかだけは 決めておこう

管理ができていれば一安心なのですが、一番大事なのはその土地や建物を将来どうするのかを決めておくという事です。予定が立っていなければどんな管理が必要なのかも定まってきませんし、無駄な管理費を払うのも嫌ですよね。大事な家族や親族が暮らしていた場所だからこそ、トラブルが起きないように処理していきましょう。人が住んでいない建物は、非常に劣化しやすく、地震などで崩壊する恐れもあります。

土地の有効利用を 検討しましょう

特に土地は税金も高いので有効利用していきましょう。先祖代々守ってきた土地を手放すのは気が引けるなら、アパート経営を始めるのも良いですし、店舗用地として貸し出すのも良いでしょう。しかし、建築や整備など先行投資の必要なものはお金の問題が付きまとい、赤字になる可能性も少なからずあります。思い切って土地を売却して現金にするというのは一番手堅く現金が残る方法とも言えます。色んな選択肢を知って、検討することが必要になってきます。

 
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