たとえ貧乏でも 土地だけは意外と持ってる 親世代
実家の所有地を全部把握していますか?都会に住んでいるのに知らない間に親が遠方の山を購入していたとか、もともと田舎で山を持っているけど、どれくらいの規模かは知らないという方は多いと聞きます。
ご不幸があった時に初めて知る所有地も出てくるのではないでしょうか。実はバブル期に将来儲かるといううたい文句でたくさんの山が売り出されていて、こぞって買い求めた時期があったのです。親が高齢になってきたら、一度は確認しておきたいところです。
使ってない土地でも 固定資産税が
利用価値がない、放置している山にも税金はかかっています。多くの方が数年払うと思うことは、「誰かに無償でもいいから譲りたい」という事です。しかし、これはなかなかうまくいきません。
役所に掛け合っても、無償で受け取りなんてしてくれないのです。向こうは税金がほしいからか、簡単にはそれを放棄させてくれません。
放棄するには いったいどうすればいいのか
述べてきたような土地については、相続の放棄が解決につながります。ただこれは、タイミングが問題ですよね。悲しみに暮れているときは、つい現状維持を考えがちです。「親が守ってきた土地だから手放したくない」という気持ちも高まっていることでしょう。
また、相続放棄とはすべての財産を負債も含めて相続しないという事ですので、山以外の財産で価値のあるものは欲しいというところでもあります。
生前にしっかりと計画しましょう
時々「遺言書に”遺贈する”と書いて利益になる資産だけを遺贈するようにしておけば、遺贈は相続と別なので、相続放棄で損益になる資産の相続だけ放棄して遺贈された資産(=利益になる資産)だけを受けとることができる」と言っていらっしゃる方がいるようですが、これは法の抜け穴を突くような方法ですのでトラブルの元です。
大事なものはしっかり生前贈与しておく、というのが有効な手段でしょう。
投資する余裕があるなら 発電してみては
もう相続しちゃったよ、という方も多い事でしょう。もし投資する資金があるなら、日当たりを考慮して太陽光発電を始めてみてはいかがでしょうか。税金の分くらいは補えるとか、プラスになってくる場合もあります。
くれぐれもマイナスにならないよう、どの業界にも悪徳業者はいますので注意して計画を進めてください。