不動産売却を試みているのに、なかなか売れない。
そんな場合はもしかしたら、不動産仲介業者に嫌がられる売主になっているのかもしれません。
営業マンも人間ですから、「この人の物件は売りたくない!」と思われてしまえば、積極的に営業活動をしてくれないのは当然のことなのです。
どんな売主が好かれるのか紹介します。
売るための作業に協力的
仲介業者の営業マンは何でも屋ではなく、あくまでも売主と買主を取り持つ存在です。
売るための知識は一般人より多くあるのですが、売るための作業をすべて任せていいわけではありません。
協力的な売主は、物件の清掃を定期的にやり、草むしりや空気の入れ替えなどのメンテナンスを適切にやる人です。
物件が管理されているのと、汚れて見た目が悪いのとでは、その後の売れ具合も変わってきます。
買うのは人ですから、やはり大切にされてきた物件を購入したいと思うものなのです。
営業マンと対等の立場で対応する
人は自分がお客になるとついつい上から目線になりがちですが、営業マンも人間なので限度というものがあります。
依頼してやってるんだから!という人と、お互い協力しあい売却しようという姿勢の人と比べると、圧倒的に後者のほうが有利になるのはわかりますね。
営業マンは売主だけでなく買主とも交渉するため、自分が知らない場面でも対応をよくしてもらいたいなら、営業マンとの普段のやり取りにも注意するようにしましょう。
散々あれこれ愚痴を言われる売主に対しては、誠意を持って売りたいという気持ちにならないのが普通ですよね。
専任契約を結ぶことも必要
あれこれ仲介業者に依頼するより、1つの業者と専任契約をしたほうが、営業マンとしてもやる気になります。
営業マンは1件契約を取り持っただけで給与の額が変わるため、少しでも多く契約に持ち込みたいのが実情だからです。
専任契約をかわすということは、取引が成功すればその人の営業成績に結びつくことを意味します。
営業マンのアドバイスも聞くこと
仲介業者の営業マンもできるだけ早く売却したい気持ちがあります。
ある程度売れなければどこか問題があるか調査し、売主にアドバイスをしてきます。
売主側としては「いくらで売りたい」などの最低限の希望はあるかもしれませんが、売れないものは売れません。
ある程度の許容が必要なこともあるので、頑として自分の考えを曲げないと、長期間売り出し続けてまだ売れないということにもなりかねません。
不動産売却はどうしても売れる時期があるため、たまたま売却する時期が悪いということもあります。
その点の把握はプロである営業マンにお任せして、自分の考えを通しながらも、営業マンのアドバイスにも耳を傾けるほうが成功できます。
プロは私たち売主にはないノウハウを持ち合わせているのですから、信頼して任せることも必要です。
まとめ
・ 売るためにできるだけ協力しよう
・ 営業マンとは対等の立場で
・ 専任契約はやる気を起こさせる
・ プロのアドバイスも聞こう
これらを注意すれば、営業マンにも好かれる売主になります。