売却する不動産の内装が痛んでいる場合、リフォームしてから売ったほうがいいこともあります。

床材が経年劣化してかなり痛みが激しいなら、張り替えも選択してみましょう。

不動産売却の際には、リフォーム費用をできるだけ少なくして利益を多くするために、リフォームする床材の素材にも注意してください。

素材別床材の特徴

不動産売却の場合利益を1円でも多くしたいなら、単価が安い床材を選ぶ必要があります。

しかし、あまり安っぽい素材を選ぶと高級感とはほど遠くなり、売却価格も上がりづらい可能性があるでしょう。

単価が一番安いのはクッションフロアで、次いで複合フローリングになります。

それぞれの特徴を比較しながら、買主にどのようなニーズがあるのかでも比較してみましょう。

複合フローリング

一般的に使うフローリングのことです。

合板となっており、今は無垢材と見た目が変わらないものや、耐久性があるタイプなども出ています。

無垢材と比べてお手入れが楽で、ワックスかけの頻度が少なくてもよいものもあります。

価格や見た目のバランスがいいので、第一選択として選びたい床材です。

デメリットは無垢材のような経年劣化を楽しめない、硬くて冷たい、無垢材と比べ高級感は得にくいといった点があります。

無垢フローリング

広葉樹や針葉樹を使ったものなど、種類が豊富で木の温かみややわらかさがあります。

合板と異なり経年劣化を楽しむことができ、傷が多少付いても味になります。

子どもがいる家庭、自然素材を重視する方、足で触れたときの温かさを得たいニーズにおすすめです。

デメリットは、複合フリーリングより高額になりやすく、手入れが大変なことです。

不動産売却で無垢材を好むターゲットに売り出すなら別ですが、通常はお値段が高いため選ぶことは少ないようです。

クッションフロア

塩化ビニールの床材で、耐久性に優れ水や汚れにも強い特徴があります。

水周りやキッチンなど部分的に使用して価格を下げることもできます。

物を落としても音が響きにくいため、集合住宅で選ぶこともあるようです。

テラコッタタイル、フローリング調なども選ぶことができます。

デメリットは安っぽくなりやすいことです。

不動産売却で居間など全面に使用してしまうと、高級感が出ません。

あえて選ぶなら、一般のものより丈夫で高級感のある業務用がおすすめです。

業務用ならジャンクな雰囲気、白黒チェック、タイル調など種類も多く、思ったより安っぽくなりません。

総合すると価格や見た目のバランスがいいのが複合フローリングがおすすめです。

価格を下げるなら水周りのみクッションフロアにする方法もいいでしょう。

また、タイルを貼ると高級感が出るので、部分的に貼り分ける方法もおすすめです。

温かさや風合いを重視して売り出すなら、少し価格が高くなりますが無垢材が向いています。

 
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