これから不動産投資をしようと考えている方、不動産を自宅用に購入しその後売却を考えている方は、資産価値が下がりにくい不動産選びが重要となってきます。
売却を考えている方が選ぶべき不動産のポイントを紹介します。
日本全国の不動産価格の変化
国土交通省が発表した日本全国の不動産価格推移によると、住宅や土地は大きな変化が見られないものの、マンションは右肩上がりとなっていることがわかります。
今後は2020年の東京オリンピックに向けての不動産の動きや、外国人投資家が参入している現状などもあって、マンションの資産価値は今後も上昇傾向が予想できます。
また、地価の上昇率が高いのは東京で、同じようにオリンピックに向けての投資が活発に動いていることがわかります。
でもオリンピックが終わったら不動産価値も下がるのでは?と考える人もいるでしょう。
しかし、オリンピックでインフラや商業施設の開発が加速するため、その後すぐに衰退するとは考えられません。
オリンピック終了後も買い物や交通に便利な街として人気が維持される可能性があって、投資先として向いています。
資産価値に影響するポイント
不動産選びには立地以外にも利便性や快適性なども求められます。
東京のマンションに投資できない方は、次のポイントを踏まえながら選んでみてください。
・ 地震リスクが少ない
日本は地震大国ですから、安全に暮らすことができ、資産を残すために、地震に強い地域であることが必須となります。
地震が比較的起こりにくく、沿岸部での地震の際に津波の影響を受けにくい地域が求められます。
・ 建物の構造がしっかりしている
建物の構造は耐久性にも影響してくるため、資産価値に影響してきます。
たとえば長期優良住宅の認定を受けていれば75~100年持ち、200年持つ住宅を目指すことを意味します。
さらにメンテナンスの記録が残されていれば、建物を適切に維持してきた証拠にもなるでしょう。
・ 駅から近い
交通の便は資産価値を上げる要素のなかでも重要です。
ターミナル駅へのアクセス、駅から徒歩数分の立地などは使い勝手のアピールになります。
最低でも駅から徒歩10分以内である物件がおすすめです。
・ 生活に欠かせない施設
スーパー、銀行、病院、学校など普段生活するうえで必要な施設が近いと、資産価値が維持できます。
最近大型ショッピングモールが建った、都市開発の予定がある、これらの要素も狙い目です。
・ 生活を豊かにする環境
誰でも訪れやすい大型の公園がある、街路樹など緑豊かな工夫をしているなど、住みやすさにこだわる地域も多くの人に受け入れられます。
・ その地域にしかない特性
ランドマーク的なスポットがあれば、観光客が絶えず訪れ地域の価値は落ちません。
おしゃれな街としてテレビや雑誌で特集される場所や、古い街並みを残す地域などもおすすめです。
歴史を維持する試みがされていれば、新たな住宅が建てられる数が少なく、土地の希少性が高まります。
今後は東京オリンピックに向けて東京マンションの資産価値が注目されるのはもちろんのこと、それ以外の地域でも住み心地や資産性を高める要素があれば、不動産投資をするチャンスがあるといえます。
購入後に売却も想定しているなら、資産価値が下がりにくい不動産を選んでみてください。