名古屋で相続専門の会計事務所を主催しております、税理士・公認会計士の木下です!
さて、3月は何を書こうかなぁ~って思いつつ・・・時間が過ぎてしまい。。。
今月は最近流行の「不動産の法人化」について思うことを書きたいなって思いますm(._.)m
税理士先生がかなり最近力を入れている分野です。
節税になるか?
実行するかの判断基準は多々あるかと思いますが、
ダントツの判断基準になるのは、やはりコレですね。
結論から言えば・・・
1.法人化する物件
2.時期
を間違えなければ、節税できるかと思います。
↓
個人で収益物件を保有しており、毎年の所得税・住民税などの税金負担が
かなり重たい不動産オーナーが、何とか税負担を軽減したくて初めて検討する
っていうのが、最初の入口です。
↓ では・・・
不動産の法人化って一体どうやってやるの?
って疑問が湧きますよね。
現実的には、次の2パターンになるかと思います。
① 土地:個人、建物:個人
→ 土地:個人、建物:法人
⇒ 個人が法人へ建物だけを売る
② 土地:個人、建物:個人
→ 土地:法人、建物:法人
⇒ 個人が法人へ土地建物をまとめて売る
このうち、現実的には①が圧倒的に多いように感じます。
↓ なぜでしょうか?
元々、代々相続している土地の上に収益物件を保有している不動産オーナーの場合、
土地を法人名義にする(法人へ売却する)と、多額の譲渡税が生じるためです。
↓ つまり・・・
名前を変えただけで、税金を多額に払うなんてバカバカしいですよね。
だから、土地名義は個人のままで、建物名義だけを法人へ切り替えます。
そうすることで、法人に家賃収入が全額入ってきますので、
個人の税負担が少なくて済みます! って仕組みです!
↓ なので・・・
仕組みとしては、そんなに難しいことは全くありません。
↓ でも・・・
単に名義を換えるだけなら、所有権移転登記だけしてオシマイとなりますが、
本当に色んな税金が出てくるので、慎重に動かす必要があります。
↓ それに・・・
金融機関がかなり絡む話しになりますので、税金だけでは突っ走れません・・・
その意味で、実務上はかなり難しくなります。
次回以降、この「不動産の法人化」を少しずつ検討していきますので、
興味がある人はお楽しみに!