皆様、はじめまして。
東京都文京区音羽で税理士事務所を開業しております。税理士事務所エールパートナーの代表税理士の木戸真智子と申します。
今月より、ご縁を頂きましてコラムを更新させて頂くことになりました。
不動産に関わることについて、まずは、私の自己紹介も含めて、私自身が経験したことも交えてお話していきたいと思います.
私が東京に引っ越してきたのは、約3年前。私は大阪出身なので、それまではずっと関西に住んでおりました。
私は夫と息子と娘の4人家族。夫の仕事の都合で東京で急遽家探しをすることになりました。
東京に来てすぐの頃は、23区といえば、どんな区があるのかすらわからず、そんな状態でまずは賃貸の物件を探すことにしました。
主人の仕事の都合で東京駅までのアクセスが良い場所を探していたのですが、色々な不動産を探し、たくさんの物件を巡ってようやく、地域によってこんなにも特色があるのだということが今では良くわかるようになりました。
最初は自分たちの賃貸を探すことから始まった東京での3年間の生活で、都内でマンションを購入し、税理士事務所のためのオフィスを探し、不動産についてのお客様からのご相談やセミナー講師など、不動産に関わる様々な経験をさせて頂きました。
そんなことで、地域によって違う不動産事情という観点から、都市部と郊外の不動産事情の違いについて、気になったことがあります。
その一つとして、買った時の金額よりも売った時の金額が高い不動産があること。
東京に引っ越してきて、お客様から不動産購入から売却に関係するご相談を受けることも多くあり、その中には買った時の金額よりも売った時の金額の方が高い、もしくは変わらないというケースがあります。
普通の感覚であれば、不動産は築年数が古くなればなるほどに、価値は下がり、相場も下がっていくもの。
ですが、立地の良い場所では必ずしもそういうケースではなかったりします。
例えば、ターミナル駅から徒歩圏内、徒歩5分以内が理想、部屋からの景色が良い、周辺の環境、などなど一定の条件が揃えば、築年数が経過しても需要は減らないため売却時に良い値段で売れたりすることがあります。
そういうことがわかった上で不動産を購入するならば、もし売却したらどれくらいの相場になるのか、そんなことも想定しながら不動産選びができますよね。
以前、上記のような条件の良いマンションの契約者の方の税務相談会で相談を受けた時がありました。
上記のような条件がわかっている相談者の中には、購入時からいずれ売却した時のことを想定してその相談までされる方もいらっしゃいました。
恐らく、こちらのマンションも買った時と同じくらいの値段で売れるだろうという条件のマンションでしたので、
いざ、売りたい、貸したいとなった時のために想定して選んだ不動産かどうかということは、資産形成や人生設計に大きく影響してくることではないかと思います。