外国では、現金を支払うことができず、物品を代わりに担保として債権者に譲渡することは多いものです。それには、車、電子レンジ、そして、冷蔵庫までといろいろです。高級な車はあるにしても、冷蔵庫は日本人からするとあり得ない事のように思えます。日本では、キャッシュを手に入れるために担保として最も有効なのが土地です。そして、動産であるなら株、有価証券が有効な担保になります。
ただ、外国に負けず劣らずと日本でも面白いものが担保となります。それが、骨とう品、宝石、あるいは価値ある何らかの品物も担保となります。もちろん、それらは大した金額にはなりませんが、今!キャッシュが必要だということでこれらを質屋に出してキャッシュを手に入れることは日本でもありうる現状となってきています。
東京では、24時間営業の質屋が存在しており、いつでもキャッシュが手に入るということで、重宝されています。いずれにしてもキャッシュを手に入れることには苦労が伴います。
当たり前のことですが、マンションや家などを建てることには、建ててもらう側と建てる側に資金力が求められるものです。そこで、銀行に融資をしてもらう必要があります。もちろん、それだけのキャッシュがあれば、問題のないことですが。そこで、キュッシュがない場合に家やマンションを建てるための方法の一つが、すでに持っている土地を担保にして、銀行からキャッシュを手に入れて建ててもらう方法です。また、建てる側が次の建設のために必要な資金を方法は、建設中(マンションのような大きな建物の場合)の建物を担保にして、キャッシュを取得して建てることです。というのが、建設中は、建設会社がその建物の所有者である規定があるから可能なのです。つまり、最終の印鑑を建設依頼したお客さんからもらって、その建物は建設依頼した側のものとなります。
ただ、バブル以降、土地の価値に関して厳しい、審査をするようにした銀行から融資を得ることは簡単ではありません。そこで、農家などがよく取る手段がJA共済から融資してもらうことです。その名の通り、共済ですから農家や個人事業主からの助けがあってこその共同体なので、比較的、融通がきき融資が取りやすいということで銀行より共済からキャッシュを取得するパターンもあります。個人事業主や農家の収入は時期によりばらつきがありますから、このようなサービスがあることは大きな助けになっています。
大きなキャッシュが必要な場合は、苦労するものです。