よく、聞かれるタックスヘイブン(租税回避地)やパナマ文書で話題になった海外での移住や第二の人生あるいは、海外を拠点に暮らしていくという生き方について聞いたことがおありだと思います。
タックスヘイブンとはご存じの通り、税率の低い国に移動してそこで、完全移住をして生活を送ることです。目的は自分の稼ぎに対して税金を取られないようにするための資産運用です。
いろいろな国がタックスヘイブンを奨励しており、日本人の多くは、シンガポールやマカオなどの国に移住します。また、その他の国のケースではUSA国籍の方はプエルトリコやドミニカ共和国に移住します。その他のタックスヘイブンの国としてはチリ、スイス、ベルギーなどがあります。
さらに、資産運用を上手にするために多くの方、特に多くの高齢者が実施しておられるのが海外での第二の人生です。いわゆるリタイアビザと呼ばれるものを取得して、貯蓄や年金で海外生活をしていくというものです。どうして、そこまでして海外で生活をするのかと言うと、海外では強い日本の貨幣価値を利用してゆったりと生活しようという目的があります。例えば、外食では100円で十分に食事を楽しめますから、10分の1という感覚かもしれません。それでも、物価が上昇することも、為替の変動もありますから値段については断定できませんが、安いことは間違いないです。日本人が行く主な国としてはタイ、フィリピン、台湾、インドンネシアなどのアジアが中心です。
この点に関する情報は下記のリンクもご参考に。
ただ、ここで心配なのが海外で住居を購入して生活をするというものです。これが意外に簡単に購入できるもののその後、大きなトラブルに巻き込まれるケースは多いものです。
というのが、国も自分の国を守るものです。もし、お金持ちの資産家に土地をまとめて買われるものなら国土を失うようなものです。ですから、基本的には外国人名義で土地は購入できないような仕組みになっており大抵は買えないようになっています。それでも、あまりにも国土の大きい、しかも法が定まっていない国では購入できますが、その後の国の政策によって土地の返還などの思わぬ事態に直面することがあります。もちろん、それは大地主に限ってですが、南米の日本人移住地では似たような問題で悩まされている人が多くいます。ですから、基本的には、土地の購入よりかは賃貸不動産での住居で生活しておられる方が多くいます。
海外の方の日本の物件獲得などについては以下のページもご参考ください。
その場合には、やはり信頼できるブローカーを見つけ出すことが先決です。倍にして借りなければいけないケースもあります。また、まるまる騙しとられることもありますから、地元の信頼できる人が見つかるまでは、ホテル住まいで情報収取と土地に慣れることのほうが重要です。水や食べ物に当たることもありますから、長期間じっくりと良い物件を見つけるほうが良いでしょう。
不動産における信頼関係の大切さは下記のリンクをご参考に。
日本は世界でもっとも衛生に気を配る国で、しかも抗菌が行き過ぎて体は予想以上に弱くなっています。海外での移住は物件よりも健康を維持できる環境であるかという点も重要でしょう。