不動産はどれも信頼できると確信を込めて言えないのが現状です。
実際に不動産は信頼の商売なので、良い不動産を見極めるのは簡単なものではありません。よく使われる手口はいろいろな段階があります。まず、ご説明する方法は不動産屋がよく用いるアップダウン方法です。
お客をとりあえず店頭に呼び出し、とてつもなく高い、高級な物件を紹介します。その後、ランクの下がった物件を紹介し、これではと思わせ、最後にお客が望んでいる物件を紹介します。もう3件も物件を見ているので、その時のお客さんの体力とメンタルは結構疲れている状態です。そうなると、人はまず、楽になりたいと思うものです。それで、これで良いですよ。と言いやすくなるようです。
これは、一つの不動産営業テクニックですが、顧客が、最初の物件の値段を、物件を見る前に質問する、あるいは確認することは大切です。ポイントはメンタルと体力が奪われないように物件を見に行けるよう誠実に対応してくれるかどうかを見ることです。
あと、重要なのは契約時にどのような内容なのかしっかりと確認しておくことです。インターネットの設置、ドアノブの交換、クリーニングなど契約時に含まれていたとしてもそのすべてを果たしているのか目で見て確認することは良い方法です。(時間がとられますが、抑えておくべきポイントです。)
では、この不動産屋は信頼できると判断できるバロメーターと呼ばれるようなものはあるのでしょうか?
ポイントは、正直さです。それは当たり前だと思われるかもしれませんが、一番見落としてしまうのがこの正直さです。サービスや対応の速さ、あるいは大きな企業であること以上に、正直なのかどうかがまず重要です。
ではどうすれば正直さを計ることができるでしょうか?
それは、デメリットをはっきりと正直に伝えてくれる不動産屋です。これこそが不動産屋を信頼できるかできないかのバロメーターです。正直さの大切さについては下記のリンクもご参考にしてみてください。
不動産にて、最も大切なのは正直さ?物件のデメリットというのは実はその数は限られています。値段はそれに含まれてはおらず、重要なポイントはライフライン(電気、水道、ガス)のクオリティー、ご近所の雰囲気や状況、自然環境(日照、気象)、契約内容など、的を絞ることができます。これらのポイントについて聞いてはっきりとデメリットを言ってくれるよう促した時に話してくれるところは比較的、誠実であるといえます。なぜならば理想的な物件などこの世に存在しないからです。それで、あまりにも調子よく、物件の良いことしか言わないのは要注意です。
利益やエゴが中心の世界なので誠実さを見つけるのは大変ですが、譲れない最重要ポイントです。