リノベーションとリフォームが曖昧なのが日本の建設業界ですが、着実にリノベーションという考え方が浸透しつつある状況がみられています。
しかし、リノベーションを上手く利用するかどうかは建物の元々の価値を十分に見定めて、ストロングポイントを利用しつつ、ウィークポイントを小さくする必要があります。
その最たる例が吉本興業の本社です。
2008年4月に東京の新宿の学校に移転して、変えることなく校舎の雰囲気をそのまま利用して会社のオフィスが機能しています。
それでも、10億円もの費用がかかったのも事実、それでも、本来の移転と建設を考えるならまだ格安の移転でるといえます。
それに、学校というのは耐震性に優れているので安全面でもハイレベルなので、この点のストロングポイントを利用できる別の用途もあるはずでしょう。
これは、日本でみられるリノベーションの成功例です。
吉本本社の移転について詳しくは下記のリンクもご覧ください。
リノベーションでさらにみられる別の成功例は打ちっぱなしのデザインのように見せてそのまま住居にできますし、カフェにする方法も最近ではよく見かけます。
建物が鉄筋のタイプであるならそのまま建物の基礎だけを利用するだけなので、外装だけをとって修正するだけで成功することができ、さらにデザイン性もあるのでコストを下げつつスタイリッシュな住まいやお店にすることもできます。
新築で購入するなら5000万円はかかります。しかし中古であるなら1500万円そして、リノベーションの建設費用が1000万円とするなら合計で2500万円ですから2分の1の安さで完成させることができます。
もちろん、こちらは単純計算であって一概にこれで正しいとはいえませんが、日本のリノベーション技術も向上しているのは事実です。
リノベーションが革新的で、どのようなものなのかは下記のページをご参考ください。
リノベーションは昔からあって今では、一つの分野として確立しつつあります。
以前ですと、コンビニ跡をクリーニング屋やレストランにするといったアイデアがありましたが、今では古い建物も利用してさらに目的の異なる仕方で利用され付加価値を付けてそれを売りにして商売を展開するといったアイデアが出てきています。
建物の歴史のある国。日本であるからこそリノベーションをいかに上手に取り入れるかは不動産業界の大きなポイントになりそうです。