マンション建設って大変そうって思いがちですよね。

ところが、ポイントさえ押さえておけばそうでもないシンプルな計画を実現させることができます。

では、そのポイントをご紹介します。

1.   建設時期を間違えない。


マンションの建設はだいたい10か月ほどだといわれています。

もちろん建物の構造次第ですが、1年以内に計画することは可能です。

となるとお客が一番入りやすい時期にオープンできるように計画すべきですよね。

新年度にむけて完成となりますから、お勧めは4月には着工させたほうがいいですね。

となると、2月には完成です。

2.   和解金を用意しておく。


マンションの建設で問題になるのが近隣とのトラブルです。

必ずと言っていいほど近隣からブーイングがあります。

さらに、これは訴訟まで発展しかねない深刻な問題でもあります。

もちろん訴訟まで発展するというのはまれですが、たいていは相手の出方を先に読んでおいて弁護士を通して和解金も用意しておくことです。

払えば、済むという問題であるケースが多いためベターな方法とも言えます。

では、どのように予算に取り入れておくべきなのでしょうか?

総工事費に迷惑料代を念のために含めておくことです。

その割合は工事費全体に対して1~3%が道理にかなった数値です。

これは、近隣対策費と呼ばれるもので、予算に当然入れておくべきものです。

3.   では、日照権の問題はどのようにとらえるべきでしょうか?


これは、シビアな問題ですよね?

ところが、日本はまだ、USAほどの訴訟大国ではないせいかそれほど厳しくないのも現実です。

そうなると、一番迷惑をかけてしまったところには20万円ほど支払うのがそれなりに道理にかなった金額です。

もちろん、場所によっては50万円あるいは100万円というケースもあります。

つまり、マンションを建てる際に建築基準法に違反しない限り相手も強くは主張できないのが現実です。

むしろ、これは人として相手に配慮するのか、しないのかの問題でもあります。

4.   近隣への説明会


これは、道徳的にも当然すべきことです。

説明会にて工事協定を結んで、それを遵守することが大切です。

実際に、近隣住民が望むことをしっかりとヒアリングする必要があります。

工事は週末しない。時間は朝の9:00~17:00まで。ガードマンを常駐してもらう。飛散防止と清掃など。

このような協定を結び配慮できるならトラブルには意外とならないものです。

謙虚に相手に細やかな配慮を示せれるか示せないかで相手の態度は大きく変わってきます

残念ながら、ここ数年、こうしたちょっとした配慮ができないために問題が膨れ上がっているパターンもあります。

投資の一つとして、マンションの建設をする側の人格が問われる点でもあり、そこまでできないならマンションを建設できたとしても事業主として成功することは難しい場合はよく見られます。

経営者として一個人を大切にできるかは、大切ですよね。

マンション建設がシンプルというのは、建物ではなく人を見るという意味でシンプルなようです。

 
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