不動産売却、今は中国マネー。
中国人が島を購入したとか、北海道の水源を買っているとか。
これは、全部、中国人が日本の土地の価値に目をつけているからなんです。
なぜ日本の土地?
大きな理由は、中国では日本の不動産ほどの価値はないという点です。
それは、中国のインフラの整備の悪環境にあります。
おそらく知っておられると思いますが、橋がいつ落ちるか分からない。
高速道路にも整備の点で問題がある。
水道や電気の設備もあるにはあるが、何時このすべてがおじゃんになるかはわかりません。
なので、日本の土地の価値には別の価値が存在しているのが現状です。
下記のPDFは中国での土地の価値の上昇を示したグラフが載っています。
http://www5.cao.go.jpこの、マンスリートピックスの6ページを見る限りでは、明らかに土地の価値は上がっています。
それに、日本やアメリカと比べると明らかに土地は安定して上昇してますよね。
ところが、中国の投資家は別の先見をもっています。
先ほどご説明した本来の土地の価値です。
住みやすい、インフラの整備がしっかりしているなどです。
それは、長い年月をかけて安定して土地が価値を保持するというものです。
これは、数年後のことしか計算できないグラフなどでは表すことができないものです。
そこで、中国のお金を持っている人は安定した資産のためには自国より日本に投資するんです。
日本の不動産屋では中国語を話せれる社員を求めている。
このように、日本の都市の中心部にマンションを購入したいという中国人は増えています。
これに対応すべく中国語ができる社員が大いに求められるようになっています。
さらに、お金の出し方も日本人とは異なります。
例えば、ある日本人が自分の土地(物件)に関心があるとします。
ある一定の金額で迷っています。
そこで、中国人の購入したいお客が来られて2倍の額で出そうと言うのです。
どうします?
当然、2倍の額で出してくれる方を優先するのではないでしょうか?
ここ数年で増えているのは、30代あるいは40代のOL中国人による日本の土地購入です。
中国の経済の成り行きも多様化しつつあり、今持っている資産を上手に使う手段として日本の不動産に目をつけているようです。
日本の森林194ヘクタールもの土地が全体として買われてもいます。
これから、どうなることやら。
国境を越えて国際化する不動産業界です。
お金がなければ、成り立たないですが、ある程度の秩序というバランスが必要です。
これからの進展を見守っていくしかなさそうです。