土地や物件を引き取ってもらうのに知っていただきたい情報があります。
それは、現状引き渡しです。
現状引き渡しとは何の事でしょうか?
これは、その名の通り、物件や土地を現状のままに引き渡すのが条件でそれを売買する事です。
なので、売る前に売地用地にすればもちろん売りやすくなります。
あと立地条件が良ければ、これもまた売りやすくなるのも確かです。
そこで、現状引き渡しでその土地や物件を手に入れるのに少し安くなるかどうかといわれると実はそうでもないようです。
以外に値段はそれほど変わりません。
もちろん、これは絶対そうであるとは言えませんが。
現状引き渡しにはどういったリスクがあるのでしょうか?
まず第一に、土地には何が地下に埋もれているのか見た目にはわからないところにリスクがあります。
もし明らかに不法投棄があってそれがその土地に埋もれているならそれは明らかな詐欺行為です。
まあ、これはほぼないケースですが、
しかし、土地をいざ掘って開発が進むと遺跡が見つかるという場合もあります。
そうなると大変です。
政令指定都市の場合は市に、それ以外は都道府県に届け出を提出する必要があります。
「発掘届」と呼ばれるものです。
これは一例ですが、奈良では、歴史が深い分、年間2000届けも提出されているようです。
毎日5件は見つかるようなものです。
調査にはどれくらいかかるの?
それは、見つかる遺跡の価値次第です。
場合によっては、マンションが建てれなかったという場合もあります。
建設が可能であったとしても、調査に2年を要する事もあったようです。
こんなリスクがあることは前もって知っておきたいですね。
自分には関係がないというとそれは危険です。
実際に奈良のような歴史があるところ以外でも遺跡が見つかったというケースはあります。
もちろん、すべての調査に2年もかかるという事はありませんが、大抵、1か月はかかります。
それでは、物件の現状引き渡しではどのようなリスクがあるのでしょうか?
一番問題になるのが水漏れです。
特にその引き受ける建物がマンションである場合、どこに水漏れがあるのか調査し、修理するのにも大変苦労します。
修繕工事に調査など大変な費用がかかります。
これだけの情報を知ってしまうと契約上にある現状引き渡しという言葉は怖いですね。
よく綿密に調べてから土地を物件を購入することは大切ですね。