どうしてこんなところに田んぼが?
また、いびつなラインの道路。
その先にポツンと土地があったり。
そんな光景を目にされたことがおありかもしれません。
特に、開発の進む東京都内ではそれが目立ちますよね。
どうして売らないのか?
これは実を言うと、売りたくないという地主さんの個人的な事情があるんです。
その理由は、先祖から受け継いでいる大切な遺産でもあるんです。
日本はもともと土地に対する愛着が強い国民でもあります。
それゆえなんでしょう。
なかなか土地をその信念ゆえに売りたくないようです。
では、どんなところにそのような状況がみられるんでしょうか?
東京だけで見るならそれは、世田谷区、練馬区などがそうです。
もちろん、細かく見ていくなら他の区でもそんな様子は見られますが、言及した土地ではとりわけ歴史あるところゆえ、でも開発が中央区などよりも進んでいないため、売れるけど売らない土地があるようです。
では、都心ではどのような人口の変化が見られるようになるんでしょうか?
その点の詳しい情報は下記のリンクにて。
http://farm9.static.flickr.com/8169/7978335647_c484286b6d_o.gifこちらの掲示板でもお分かりの通り、世田谷区や練馬区は人口が増える可能性が高いようです。
では、土地の価値はこれから上がってくるのでしょうか?
深刻な少子化に加えて、中国経済が思わしくないこと、それに世界経済成長の失速は東京にも影響を与えるものです。
その予測がその通りですすむなら地価の上昇は期待できないものです。
となると、先祖代々の土地を守ろうという方々の思いはより強くなることでしょう。
もちろん、固定資産税や相続税などを支払い続ける必要はあります。
では幾らぐらいそのような方々は支払っているのでしょうか?
固定資産税は評価額の1,4%です。
では、大田区の土地の値段は?
おおよそ平均して1坪200万ほどです。
ですから、土地の広さに対して価値として1億というのはざらです。
となると、140万円も年間に支払うこともあるんです。
高いですよね。
ただ、先祖の土地を守っているという方にとってはそれほど高くないのかもしれません。
さらに、相続税もついてきます。
この計算は練馬区でも同じように当てはまります。
これは、個人の信念の問題です。
もちろんお金だけで判断するのなら、まさに損をしていると言えるかもしれません。
しかし、思い出やその人の価値観というものも大切なもので、それは幾らお金をつぎ込んでも買えないものです。
なんだか考えさせられますね。