プロパンガス会社の切替の注意点、前回1~2点目をお伝えしましたので今回は3点目の紹介です。

注意その③違約金の処理とトラブルについて

切替自体はお金はかかりません。ただし、違約金が発生しトラブルになることがあるので注意が必要です。

一戸建ての住宅を新築した場合、配管工事代が約15万円くらいかかります。

本来なら工務店や建築会社に支払う建築費に含まれていると考えがちですが、実はそうではありません。

プロパンガス会社が立て替えて工事を行い、後日施主が入居の際に「無償貸与契約」を結びます。

金額は約15万円で、契約期間は15年が一般的です。

この15万円を15年で減価償却するので毎年1万円ずつ残存が減ることになります。

もし家の持ち主が、建築後10年経ったところでプロパンガス会社を変更すると、5年分の5万円を請求されることになります。

無償貸与契約のことが、工事前によく説明されていればトラブルにはならないのですが、ハウスメーカーや工務店もあまり説明していないようです。

契約書に捺印する際も、住宅建築に関する契約書と一緒にガスの契約書も持ってきて、

何の説明もせずに「ここにもハンコお願いします」という感じで進んでしまうので、建築主もハンコを押したことすら覚えていないというのがほとんどです。

法的には、契約書に貸与金額と償却年数が明記されていて、建築主の印鑑も押印されていると契約は有効で、残存金の請求があった場合支払わなければなりません。

しかし、プロパンガスの訪問セールスマンが、「残存金額は当社が処理します」と言いながら

実は放置したり、新ガス会社側の人間が「払う必要はありません」などと言ったりすることから、旧ガス会社との間でトラブルが起きます。

このようにプロパンガス料金を下げるために、業者の切り替えをするのが良いと分かっても

なかなか素人の私にはできないと思い、優良なプロパンガス業者を紹介してもらう紹介会社に

連絡をとってみました。

続きは次回のコラムで。お楽しみに。

 
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