前々回と前回のコラムに引き続き、借り換えの相談のお話しです。
借り換えの本審査に進み、最終結果が出るまでに何度か中間報告と打ち合わせがありました。
その中間報告の中で、借り換えに伴う違約金と諸費用の1100万円についても融資しますとB銀行は言ってきました。
さらに、1%が切れるように現在検討中ですとの回答。
そんなB銀行との話の中で、今回の物件を保有している法人からもらっている役員報酬の話になりました。
社長自身、その法人から役員報酬をもらっているのですが、なんとそのことが借り換えの査定の上では
プラス評価だというのです。
なぜか聞いてみると、役員報酬はお金が外に出て行っているけど、同族間でのやりとりであって
個人の資産が増えているためということです。
車を買ったり、修繕をしたりすることで、節税にはなるかもしれませんが、お金の流れる先は第三者ですので
その違いはありますとのこと。
少し、横道に反れてしまいましたが、話を戻すと、
結果、A銀行と同じ1%であれば、違約金と諸費用分の1100万円だけがコストになってしまいます。
せめて、B銀行で0.9%であればA銀行で借り換えるのと変わらなくなりますので
その辺が悩ましいところです。
社長様のその時点での考え方は、B銀行で仮に1%の金利であっても、B銀行に借り換えをお願いしようと思うと
おっしゃるのです。
何故ですか??と聞くと、「今後の不動産投資を拡大する上で、メガバンクで借りているというところに価値があると
思っています」っとおっしゃいます。
やはり、「メガバンクがきちんと融資してくれる物件=収益不動産として良い物件」と思ってもらえる可能性が
あるということなのです。
実際に、B銀行の担当者に聞いてみると、その考え方には一理ありますよっとおっしゃっていました。
その後、何週間か経過し、B銀行が最終的に提示する金利に設定した場合、どのようなメリットかあるかを
B銀行の担当がシミュレーションして、書面で持ってきました。
ここらへんで最終的に、A銀行にするかB銀行にするかを決定していかなければなりません。
B銀行が持ってきたシミュレーションの内容と最終結論は次のコラムで!
お楽しみに!