会社と個人のお金をしっかり残す『財務元氣化コンサルタント』ジェニユイン・パートナーズ株式会社の川端敏弘です。
昨年、厚生労働省が公表した平成27年簡易生命表での日本人の平均寿命が、男女ともに過去最高値を示したのは周知のとおりです。
【平均寿命 ⇒ 男性:80.79年 女性:87.05年】
こうした高齢化社会の中でとりわけ大きな課題の一つとなるのが介護対策ではないでしょうか。
なかでも、高齢者や認知症患者が利用する介護施設の拡充は急務の策といえます。
一方で、施設入所して利用できる介護サービスの種類が多くてやや分かりにくいという声も聞きます。
そこで、主だった介護施設サービスの種類を調べてみました。
(NPO法人となりのかいご調べより)
◎有料老人ホーム
⇒ 従来は高額なイメージがあったが、価格破壊が進んでいる。
◎軽費老人ホーム(ケアハウス)
⇒ 自立した生活が営める人が主な入居対象となっている施設。
◎グループホーム
⇒ 認知症の高齢者が共同生活する施設で、定員は9~18名が大半。まれに定員30名程度の施設もある。
◎特別養護老人ホーム(特養)
⇒ 多人数部屋が主流だったが、最近建設される施設の多くは個室となっている。公的施設で補助制度もあるため、おおむね年金程度の利用料で入居することが可能。ターミナルケアもおこなう重度の高齢者の「終の住み家」
◎介護老人保健施設(老健)
⇒ 高齢者がリハビリ等を受けて自宅復帰を目指すことを目的とした施設で原則3か月という入所期間が設定されている。特養より医療ケア(リハビリ)が手厚い。
◎介護療養型施設(老人病院)
⇒ 医療的処理が必要な要介護者が入院する施設。
◎サービス付き高齢者住宅
⇒ 自立した生活を営める人が主な入居対象となっており、施設は急増中。
こうやって、並べてみると、その種類の多さにびっくりしますね。
それに加えて、施設の品質はまさに玉石混交です。
知識と足を使ったサービスの選択が求められます。