会社と個人のお金をしっかり残す『財務元氣化コンサルタント』ジェニユイン・パートナーズ株式会社の川端敏弘です。
先日、お客さまが引っ越されました。
同じ区内でご近所だったこともあり、よくお伺いさせていただきました。
マンションからマンションの引っ越しで、それに売却と購入も絡む案件でしたので今後ここでもご紹介したいと思っています。
そのお客さま宅へは車で伺っていたのですが、そこまでの道すがら数棟のマンションがあります。
団地といわれる方が当てはまるようなものも多く建っています。
今回は、そんな昔からあるマンションに思いを馳せながら、感じたことを徒然なるままに書いていきますね。
車から目に留まる数棟の団地マンション。
古いものは20数年前に建てられたのではないかと見てとれます。
かつては朝の時間帯にはそれらのマンションに住む幼稚園児たちがマンションのエントランス前で幼稚園からのお迎えを待っていたはず。
複数の様々な幼稚園の制服が入り交じり、朝から子供たちの声でにぎやかな光景が広がっていたことでしょう。
そんな光景も、年がたつとともに見かけることが少なくなっていきました。
当然、子供たちは成長していきます。
幼稚園に通っていた子供たちも、小学校、中学校、高校、大学へと進み、今では親元を離れる年齢になっているかも知れません。
かつては子供たちの笑い声や泣き声、走り回る姿が見られていたマンション前も、今ではそんな光景がウソのように静まり返った朝が訪れています。
ファミリー向けマンションの購入年齢は30歳代が中心でしょうか。ちょうど子供が幼稚園に通うぐらいの人が多いように感じます。
マンションが建ったばかりのころは小さな子供たちも多く、建物も新しければ住んでいる人たちも若いのが一般的です。
年を重ねるとともに、住んでいる人が中高年になるのと同様に建物も古くなっていきます。
引っ越しなどで多少の人の入れ替えはあっても、もう新築当時のような若い家族であふれていた状況はもどってこないですね。
全国各地で老朽化するマンションが目立ってきています。
年がたつとともに入居者の環境も大きく違ってきていて、マンションの再生、大規模修理をしようにも、それぞれの考えが違っているのでなかなか話がまとまらないのもうなづけます。
そもそも人口減少のこの国にあって、将来的な住宅需要がどこまであるかも疑問です。
社会が老いるとはこういうことなのでしょうか?
新しい環境へ引っ越すご家族のウラに、マンションの老朽化で対応を急がなければいけない昔ながらの住民の皆さまが多くいらっしゃるんですね。
すごいペースで建設されているタワーマンション群に近づきながら、より良い対策はないものなのかと考えさせられた朝でした。