マイホームを購入する際の調査と言えば、「地盤調査」などを思いつく人は多いでしょう。
しかし「地盤調査」以上に大切なのが「ご近所さん調査」なのです。
どんな人がご近所さんにいるのかを事前に把握してなければ、
のちにとんでものないトラブルになることも。
そこで今回の記事では「ご近所さん調査」の方法について詳しく紹介していきます。
どこまでが「ご近所さん」なのか
調査すべきご近所さんは購入予定のマイホームに隣接・対面・斜め前・斜め後ろの家です。
大規模な住宅地であれば、8件ほど調べなきゃならない場合もあるでしょう。
チャイムを鳴らして「あなたはご近所トラブルを起こす人ですか?」なんて聞くわけにもいきません。
どんな人が住んでいるのか調べる簡単な方法は、ある「魔法の質問」をするだけでOK。
「この近くに引っ越しを検討しているのですが、
ここに住んでみて良かったこと悪かったことはありますか?」と聞いてみましょう。
要注意人物の特定の仕方
「魔法の質問」を聞いた際に、悪かったことばかり多く語る人は要注意です。
すでにかなりの不満を覚えているからこそ、悪い点ばかりしゃべっています。
これから先、少しでも日常を乱すようなことがあれば、
その人にとっては大きなストレスになるでしょう。
人が住むと否が応でも物音や騒音がします。
あなたが引っ越してきたことによって発生した「かすかな物音」でも、
その人にとっては大きなストレスになる可能性も。
物音によって「自分の日常を乱したあなた」に対して大きな嫌悪感を持つことでしょう。
普通に参考になる意見も出てくる
良かった事や悪かった事を聞けば、普通に参考にすべき情報も入手できます。
近隣に注意すべき人物がいるかどうかも、第三者を通じて把握することができるでしょう。
「あの家の物音がうるさい」「お子さんの声がうるさい」「犬の声がうるさい」などなど。
あなたが実際に住み始めて、問題になりそうな人を事前に浮彫にすることができます。
「人間の問題」には要注意
ご近所さん調査をしていて出てきた「悪いところ」が、
気候的な問題であればそこまで危惧する必要はありません。
例えば「風が強い」「日当たりが悪い」などは許容範囲と言えます。
しかし「物音がうるさい」「近所の仲が悪い」「組合が面倒くさい」など、
「人間の問題」が多い場合は、再検討した方がいいかもしれません。
ご近所トラブルは一度発生してしまうと、なかなか完全に解決することが難しいもの。
未然に防ぐ為にも問題のない地域で、マイホームを決めるようにしましょう。