不動産を売却したいときに心配なのが「囲い」です。

売却を依頼された不動産業者が買主からの手数料も得たいがために
売却依頼物件の情報を不動産業者間に流さず
その業者だけで物件を囲ってしまうことを言います。

専任媒介契約を締結し、

「大手不動産会社だし安心だ~」

「できるだけ早く希望価格で売れてくれるといいな~」

と期待している売主さんの側にたって考えると、とんでもない行為です!(怒)

それなのに…
実は「囲い」は珍しいことではないのです。
不動産業界では結構当たり前のように行われています。( 泣)

売主はこのような「囲い」を見抜くことができずに
だらだらと売れない期間を待ちわびることしかないのでしょうか…。

いえ!売主さんにもできることがあります!

自分の物件が囲われていないか 見抜く方法が!

100%完璧な方法という訳にはいきませんが、
心配ばかりしていても、不動産を短期間・希望価格で売ることはできません。
ぜひ、お試しください。

①インターネットに掲載させた広告内容に「囲い」を見抜くヒントが!

今はどんな売り物件もインターネット広告に掲載されています。
ご自身の物件の宣伝ページのその内容を確認してみてください。
例えば、あんなに多数の物件写真を撮っていったのに・・・

外観1枚だけ?
間取りもなし?

最悪の場合は近所のスーパーの写真だけ??

とても前向きな販売活動を行っているとは言えないですね。
物件の特徴などの説明文がないのも怪しいです。
まずはこんな広告を見つけたら改善してもらってください。


②せっせと折り込みチラシまいときます~ のワケ

不動産の売却はターゲットが同じエリアに住んでいる人である場合が多いです。
そこでまずは限られた範囲に新聞の折り込みチラシを入れる方法や
ポスティングによる広告だけで、買主を見つける活動をします。

これは一般的に広く物件を紹介するよりも、他の業者の目に留まりにくい方法です。
最初のうちは効果も期待できる方法ではありますが、
何週間もその方法だけで宣伝する業者は要注意です。

③レインズの「売却依頼主専用確認画面」を活用する


一般の人には閲覧できなかった業界専用サイトのレインズ。
2016年1月から売却依頼をした人にだけですがご自身の物件情報が見られる専用画面が登場しています。

これにより買い付けの申し込みが入っていない物件に「書面による申し込みあり」などと
レインズに偽の情報を掲載すると、依頼主にもわかるようになりました。

それでも「公開中(問い合わせ受付中という意味)」と掲載しておいて問い合わせをしてきた業者に
「たった今申し込みありました~」と断ってしまわれるとこちらからは把握できません。

しかし国交省指導による「売却依頼主専用確認画面」によって、少しでも囲いがしづらくなったのは確かです。

国交省のサイト

いずれも100%完璧に「囲い」を見抜ける方法ではありません。
それでも 全く反響もなく怪しいな…
と感じた際にはチェックする必要があります。

もちろん、殆どの業者さんが「囲い」をしているわけでもありません。
査定時には納得のいくまで話しを聞いて

最も信頼できる業者さんを
選ぶようにしてくださいね。

 
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