こんにちは、行政書士・ファイナンシャルプランナーの片野真理子です。
今日もよろしくお願いします。
先週は春一番が吹きましたね!
もうすぐ待ちに待った春です(^∀^)
朝の寒さが和らぐのが本当に待ち遠しい( ^ω^)・・・
さて、人生において想定しなければならないお金は
①住宅資金
②教育資金
③老後資金
です、というところまで、前回お話しました。
今回は、それぞれどのくらいか、ということについて考えてみます。
では①の住宅資金から・・・と入っていきたいところですが、これは②、③を検討した後に決定したほうがよさそうです。
というのも、「いくらの家を買うか」ということは、②、③の具合によって調整できるものだからです。
ということで、②の教育資金について。
銀行のポスターや、生命保険のパンフレットなどで、「子ども1人につき、約1000万円の教育費が必要です!」なんて書かれているのを見たことはあるでしょうか?
こんな統計データがあります。
内訳・明細は省略してあります。
(数字が小さくて読めないので、出典を貼っておきます)
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001065339&cycode=0こんなのもあります。
これはいいとこどりが難しかったので、そのまま持ってきました。
出典はこちらです。
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001152015これを使って、
「A:幼~中公立、高私立、大国立(理系)」
「B:幼~高公立、大私立(文系)」
の教育費の概算を出してみます(^^)
ちなみに、幼~高のデータは、修学旅行費ですとか、PTAにかかる費用なども含まれています。
また、大学のデータは、私立大学の入学金が書かれていませんので、30万円を入学金と仮定して計算してみます(実際はもっと高いかな…)。
途中式を書いてもいいのですが、あんまり意味ないと思いますので、結果だけ。
Aの総額 923万1384円
Bの総額 828万1596円
となりました。
大学だけ私立(文系)の方が、高校だけ私立、というパターンより総額は大きくなるのですね。
2人合わせると、 1751万2980円(α)です。
大学のデータには、教科書代やらゼミ合宿やらにかかる費用は含まれていませんから、すべてを親御さんが払うとなると、もっと額は膨らむでしょう。
やはり教育にはお金がかかります。
ただ、この額(α)を、一時期に用意する必要がないことも見落としてはなりません。
総額に気をとられず、月額どのくらいかかるのか、単純に割り付けてみましょう。
AとBは2歳差で、幼稚園は4歳から入ると仮定すると、
2年+6年+3年+3年+4年で、18年~20年でαを支出することになります。
すると、単純計算で、月額は約7万3000円ということになるのです。
支払期限のある費用もありますので、一概には言えませんが、教育費としてはこのくらいの月額になります。
住宅ローン破産で自宅売却、ということにならないため、人生の3大資金の総額を知っておこうということが目的で始めた今回の話は、とりあえず、
②教育資金は1人約1000万円弱。
ということの根拠を示したところで、次回に続きたいと思います。