◆不動産査定書とは?◆
不動産の売却時や財産分与、相続などの手続きを行う場合、不動産の価値を調べることがスタートとなります。その査定の結果を証明するのが不動産査定書です。売却したい不動産の価値を客観的に図り、査定をすることで証明される不動産査定書は、売却価格などの情報を詳しく知ることができ、とても便利なものとして知られています。
◆不動産査定書の種類とは◆
不動産査定書には、ふたつの種類が挙げられています。ひとつめは個人で不動産の売却をする前の段階にて、不動産会社や宅地建物取引業者に以来ができる無料の不動産査定書となっています。この査定書は、宅地建物取引業法に基づいて作成され、不動産の売買に関しての取引価格を決めるための参考資料として算出されるシステムとなっています。
不動産査定書のふたつめの種類である不動産鑑定業者による有料の不動産査定書になります。不動産鑑定評価書に基づいて作成され、価格は一般的に15万~30万円程度の価格が設けられています。不動産鑑定業者が作成する査定書は、国土交通省が定めた評価基準を基にして鑑定の評価を行うことから、その決まりや手順に厳しい決まりが挙げられています。
◆売却査定をする際のポイントとは?◆
不動産売却をする際には、査定が重要なポイントとなりますが、注意点として、いくつかの査定価格を比較してみることで納得のいく価格が提示されるようになります。不動産会社では、どの業者でも査定書を作成してくれるため、何箇所かに依頼し、その査定額を比べてみましょう。不動産会社によってはおおよそ300万円程度の価格の差が出ることもあります。
また、不動産査定の価格を納得のいく金額にするために、不動産売却の取引実績が多い会社を選ぶことも重要なポイントです。不動産鑑定士に査定書を依頼する場合には、不動産鑑定書の詳細をよく理解し、信頼できる方に査定してもらうこともポイントとなっています。