不動産売却をはじめて行うときには、知識や情報が少ないことからトラブルが起きてしまうことも多くあります。ここでは、不動産売却の際に起こりがちなトラブルのケースをご紹介し、その対処方法についてもお伝えしていきます。
◆不動産売却・契約によるトラブル◆
契約と引渡しの2段階で行われる不動産売却。この間には1ヵ月程度の期間が空くことから、契約が締結した後に引き渡し前の解除をしたいというケースがあります。手付金だけで放棄するつもりでも違約金が請求されてトラブルになるケースも少なからず挙げられています。このようなトラブルの場合、当事者の都合にて契約を解除しても不動産会社は責任を負うことができないため、契約の解除についての知識をお互いによく知っておくことが大切です。
◆不動産売却・悪徳商法によるトラブル◆
不動産売却の際に、買い手が見つかっても測量しないと売却できず、高額な測量代を請求されるトラブルも挙げられています。今は社会問題となっている悪徳商法ですが、売却の電話勧誘をし、広告費や測量代を請求されるケースとなっています。契約では、クーリングオフ期間内であれば、契約を解除することもできますので、事前に不動産会社への確認をしておくと、トラブルを防ぐことができます。
◆不動産売却をスムーズに行うために◆
トラブルなく不動産売却を行うためには、日頃から売却についての知識や情報をリサーチしておくことがポイントといえます。不動産売却の実績がある不動産会社を選ぶことや、信頼できる営業マンと綿密に話し合いを行いましょう。契約内容をきちんと確認したり、不動産売却に多いトラブルの事例を知っておくことで未然の予防をすることができます。契約の際には、書面にし、お互いに共有することで認識の違いをなくすことができます。
不動産売却に関するトラブルでは、専門的に相談にのってくれる団体も多く挙げられているため、トラブルが起きたときにはこのような機関を利用することも対処方法のひとつとなります。