◆任意売却とは?◆
任意売却とは、住宅ローンの支払いが困難である場合の救済手段として挙げられている方法となっています。不動産コンサルタントなどの専門的な方によって債務の調整を行い、不動産の売買価格がローンの残高を下回っていても合理的に不動産取引を行うことができます。
任意売却をする際には、裁判所が介入しないことから、債務者の任意で融通の利く手続きとなっています。
◆不動産競売とは?◆
不動産競売とは、債権の返済を受けることができないときに、不動産を強制的に売却し、売却によって生じた代金から債務の支払いを受ける手続きのことを言います。
不動産競売は、住宅ローンが払えなくなった時、不動産を担保にし、お金を返せなくなった時に、競売という方法をとることがあります。不動産競売のメリットは、競売の市場修正によって評価額が減額されていることや、オリジナリティにあふれた物件を探すことができるというところにあります。
◆任意売却と競売の違い◆
任意売却と不動産競売の違いとは、売却方法による価格が競売の場合は、5~7割、任意売却では市場価格に近い金額ということに違いがあります。また、任意売却ではプライバシーが守ることができ、引越しをする際の金額を捻出できることでもあります。競売と任意売却についてはいくつもの違いが挙げられ、それぞれのメリット・デメリットを知っておくと、競売・任意売却の方法どちらが合っているかを見極めることができます。
◆不動産競売までの流れ◆
不動産競売までにはいくつかのステップを踏む必要があります。その流れについてわかりやすくお知らせしていきます。
1.競売開始の決定
2.4ヵ月後に競売不動産の広告を提示する
3.3週間後に入札の受付が開始される
4.8日後に開札
5.2週間後、売却の確定日・売却の許可を決定する
6.2週間後、代金納付期限通知書が送付される
7.代金の納付と所有権移転の登記を行う
8.引渡しの完了・明け渡しの完了