心理的瑕疵
物件内(周辺を含む)で自殺・事件・事故等あった不動産。又、物件周辺に嫌悪施設が存在する不動産を指す。
【読み-しんりてきかし】
【用例-おい!この物件随分と安いけど、心理的瑕疵とちゃうんか?しっかり売り方業者に確認してみぃ】
【用例意味-この不動産は相場に比べ格安ですが、物件内で自殺・事件・事故はなかったのですか?一度、売主様から依頼されている不動産会社に照会して下さい】
不動産と不動産業界に関心をお持ちのあなた、こんにちは。
不動産業界専門の集客・営業教育コンサルタントの梶本幸治です。
今日も、大阪市西区北堀江のオフィスからお届けします。
本日の不動産【裏】用語集は「心理的瑕疵(心理的瑕疵)」を取り上げます。
不動産を購入する際、事故物件や自殺物件は出来れば避けたいですよね。
このように事故や自殺等、「ちょっと嫌だな」と思う事実を心理的瑕疵と呼びます。
心理的瑕疵のある物件何てそんなに無いだろうと思われるかも知れませんが…割と沢山あるものです。
実際にその物件内で事件や事故があった物件も多いですが、ご近所で事件や事故があった物件も売れ難くなってしまいます。
私の知り合いの不動産会社さんが、殺人事件があった家の2軒隣の売主様から売却を依頼されたのですが、ご近所では有名な事件だった為、2件隣なのにも関わらず全くお客さんがつかず、結局相場の3割引きくらいでようやく売れたとの事でした。
私自身も、友人が家を借りる際「ネットで激安の賃貸物件を見つけたので、取り扱っている不動産屋に付いて来て欲しい」と頼まれ同行した事があります。
友人と不動産会社を訪れ、友人が「この物件安いですね!今から内覧できますか?」と尋ねたところ、営業マンは笑顔で「はい!今からご案内出来ますよ」との回答。
「凄く安いですけど、何故ですか?」と重ねて友人が尋ねたところ、その営業マンは、またまた笑顔で「心理的瑕疵が付いているんです」と答えました。
まるで「エアコンが付いています」ってのと同じ感じで「心理的瑕疵が付いています」って言われちゃうと…うっかり、「そうですか!分かりました!」って言ってしまいそうですね。
まぁ、この友人はその物件の内覧を諦めましたが、最近の不動産会社は心理的瑕疵を隠すなんて事はしないと思いますので、価格が安くて疑問に思った時は聞いてみましょう。