金主さん
不動産営業マンが独立する際、お金を出してくれる人。不動産会社が買取再販物件を買う時、お金を出してくれる人
【読み-きんしゅさん】
【用例-○○不動産のAさんって独立するらしいで。ええ金主さん捕まえたらしいわ】
【用例意味-○○不動産のサラリーマンであったA氏が、スポンサーからの資金提供を受け独立する事に対し、羨望の気持ちを込めて噂している状況】
不動産と不動産業界に関心をお持ちのあなた、こんにちは。
不動産業界専門の集客・営業教育コンサルタントの梶本幸治です。
今日も、大阪市西区北堀江のオフィスからお届けします。
本日の不動産【裏】用語集は「金主さん」を取り上げます。
不動産業界は他の業界に比べ「独立・起業」が比較的容易な業界です。
独立する際、売主さんと買主さん、貸主さんと借主さんを繋ぐ仲介業を選択すればそんなに資金も要らないのですが、事業にレバレッジを効かそうと思うと、自社で物件を買って売主になる必要があります。
このように自社で物件を買う際、銀行から事業資金を融資して貰うのですが独立直後で金融機関からの信用がない時点では、金主から資金の提供を受け物件を購入する事になります。
この「物件購入」は長期保有を指さず、短期での買取再販を目的とした購入ですので、買う時もいかに早く現金を良い出来るかのスピード勝負となるので、有力な金主さんが付いていれば安心って訳です。
【関連記事】一旦、抱く|不動産【裏】用語集つまり、サラリーマンである不動産営業マンが独立しようと考えた時は、良い金主さんを探す事が重要になるのです。
ちなみに私がサラリーマンで不動産営業マンをしている頃、「お金も事務所も用意してやるから独立しないか」と言う話を頂いた事があります。
会食しながら詳細な話を聞いてみたのですが…どうにも怪しげな話だったので、そのお話はお断りしたのです。
その後、「事務所を用意してやる」と言われていた場所の前を通ると、思わず見過ごしそうな狭い事務所に、机一つだけ置いた不動産会社がオープンしており、社長らしき人物が暇そうに新聞を読んでいました。
あの「独立話」を呑んでいたら、あの暇そうなオッサンが自分になっていたんだ…そう思うと、美味しい話は無いんだなと実感した次第です。
【関連記事】あんこ業者|不動産【裏】用語集