追い金
不動産売却時、不動産売却資金で返済しきれない住宅ローンの残額を現金で支払う事
【読み-おいきん】
【用例-築後6年の家を離婚で売却したい?追い金出来なきゃ無理やろ?】
【用例意味-離婚が原因で不動産を売却する場合、購入後あまり年数が経っていないケースが多く、不動産価格の下落により購入時に組んだ住宅ローン全額を売却資金で返済出来ない】
不動産を高く売りたいあなた、こんにちは。
不動産業界専門の集客・営業教育コンサルタントの梶本幸治です。
今日も、大阪市西区北堀江のオフィスからお届けします。
本日の不動産【裏】用語集は「追い金」を取り上げます。
自宅用の不動産を購入される方の殆どが、住宅ローンを組まれます。そして、住宅ローンは利息の支払いが多く、元金はあまり減っていかない商品が多く存在します。
更に、不動産価格は上昇に転じているとか横ばいであるといった報道がなされていますが、地方に行けばまだまだ下落傾向を辿っている地域も少なくありません。
つまり、自宅を購入してからあまり年数の経っていない時点で自宅不動産を売ろうと思うと、売却資金で住宅ローンの残額が返済できないって状況に陥りがちです。
住宅ローンが完済できないと、自宅に設定された「銀行の抵当権」を抹消して貰えない為、実際には自宅売却が不可能になってしまいます。
このような場合、住宅ローン完済に不足している金額を現金で用意せざるを得ず、この現金の事を「追い金」と呼びます。
売却資金 + 追い金 ≧ 住宅ローン残額
上記の状態に無ければ、自宅を売る事が出来ないのですが、この状態にすることが難しい売却理由として「離婚」が上げられます。
特に若い夫婦が離婚する際は、次のような理由で不動産を売却する事が難しくなってしまいます。
① 結婚時に気合を入れずぎ新築を購入する方が多いが、新築の価格下落率は中古よりも高い。
② 購入時からあまり年数が経っていない為、住宅ローンの元金がまるまる残っている。
③ 年収がそれほど高くない為、追い金として使用する預貯金が無い。
若い夫婦が離婚する場合、家の価値は下がり、ローンはまるまる残っており、貯金は無く、愛は冷めている…なんて状況になる事が多いので、気をつけて下さい。
まぁ、気をつけて…と言われても、気の付けようが無いのも事実なんですが…。