不動産を高く売りたいあなた、こんにちは。
不動産業界専門の集客・営業教育コンサルタントの梶本幸治です。
今日も、大阪市西区北堀江のオフィスからお届けします。
全9回でお送りして参りました「不動産会社の選び方」でございますが、この辺で「不動産会社の選び方|不動産売却編」としてまとめてみたいと思います。
不動産の売却を思い立ってから、実際に販売を開始するまでに気をつける事を時系列にしてご紹介します。
= 売却を依頼する不動産会社を探す =
①インターネットで信頼出来る不動産会社を探す
インターネットで信頼出来る不動産会社を見つける為には、「ネットの物件掲載方法で、不動産会社の本気度を知る」手法をお勧めします。
売却するなら高く売りたいと思うのが人情ですよね。高く売る為には物件の良さを周知する必要があります。しかし、ネット上で適当に物件を掲載されてしまうと、売れるものも売れなくなってしまいます。
②実際に不動産会社を訪問し、信頼出来る不動産会社を探す
「不動産会社に飛び込んでみて、信頼出来る不動産会社か否かを見極める」って方法も是非お試し頂きたいですね。
しかし、「家を売りたいんですけど…」なんて言ってしまうとガッツリ営業される恐れもありますので、先ずは「道を教えて下さい」って聞いてみましょう。
③とにかく早く現金化したい時は…
不動産の現金化を急いでおられる場合は、「不動産を高く買い取ってくれる不動産会社」を探しましょう。
まぁ、「探しましょう」なんて言っても難しいでしょうから、そんな時はスマイスター等、一括査定サイトから買取査定の依頼をしてみるといいですよ。
= 実際に価格査定や売却相談を申し込む =
①一括査定サイトから査定を申し込んでみる
今は不動産一括査定サイトから相談する事が一般的になりつつあります。この時「不動産査定サイトで高く売るコツ」としましては、単に提示価格だけを比べてはいけません。
不動産会社側の誠意ややる気を測る為にも、不動産会社からの連絡の速さを基準に、不動産会社を選んで見て下さい。
②どんな営業担当を選べば良いのか?
不動産を売却する場合、腕利きの営業マンに担当して貰った方が高く売れる可能性が高まります、では「不動産を高く売る営業マンの見分け方」をご存知ですか?
高く売る営業マンは、売主様の売却理由をしっかりとヒヤリングした上で販売計画や査定価格を提案します。「いくらで売りたいですか?」って感じで値段の話しかしない営業マンは頼りにならないケースが多いですよ。
③不動産価格査定書の見極め方
不動産売却を依頼した場合、価格査定書の提示を受けます。まぁ、査定書を出さない不動産会社もいますが…そんな会社を選んではいけません。
この不動産価格査定書ですが、一般の方は「不動産査定価格の高い会社に任せよう」と考えがちですが、これもお勧めできません。査定価格よりも売り方の説明をしっかりと聞いて下さいね。
= 実際に不動産を売りに出してみる =
①媒介契約(売却を依頼する契約)を締結する
不動産を売りに出す場合、媒介契約書と言う書面に署名捺印をします。
この媒介契約書には専属専任媒介・専任媒介・一般媒介の3種類があり、その中でも一般媒介契約は複数の不動産会社に依頼する事が出来ます。
「えっ!じゃ、一般媒介契約で依頼した方が高く売れそうだな」と思われたかも知れませんが、依頼したどの不動産会社も真剣に取り組んでくれない事がありますのでお気を付け下さい。
②販売状況の報告を受ける
売却を依頼した不動産会社からは定期的に「販売状況等報告書」が送られてきます。
この報告書を適当に読むのではなく「販売状況報告書で不動産会社の動きを常にチェックする事」が高値売却の近道になる事を覚えておいて下さい。
= 番外編 所有不動産が再建築不可だった場合 =
信じられないかも知れませんが、建物の再建築が出来ない物件が沢山あります。
もしあなたのご所有不動産がこの「再建築不可物件」だった場合は、「再建築不可物件を探しているお客様の登録が多い不動産会社」を選ぶようにして下さい。
= 結論 =
不動産会社の選び方次第で、不動産の売却方法は大きく変わってしまいます。信頼出来る不動産会社を選んで下さいね。