なぜ賃貸仲介営業経験者は売買仲介で成功するのかを解説

売買仲介営業をやっていると、様々な問題にぶつかります。営業、キャリア、社内の人間関係…
誰にも聞けない悩みは売買仲介営業専門のコンサルタント・梶本幸治さんに聞いてみましょう。
今週は賃貸仲介から売買に鞍替えをした場合のキャリアを紹介します。(リビンマガジンBiz編集部)(毎週水曜日更新)

動画は下から↓

問 賃貸仲介営業をやっています。もしも、売買仲介営業をやることになったらどうでしょうか。
賃貸仲介から売買仲介に代わると何に苦労しますか、営業のやり方の違いや賃貸仲介の経験の生かし方があれば教えてください。

答 賃貸仲介で鍛えられた営業社員は、売買仲介でも好成績を残すはずです。ただし、売買の色に染まらないように努力を続けましょうね。

動画はこちらから

売買仲介の世界は賃貸仲介出身者は大歓迎

賃貸仲介から売買仲介に移ってこられる方は結構いますよね。逆のパターンはあんまり聞ききません。賃貸から売買という、このパターンは結構多いですね。

売買仲介会社の人は賃貸営業マンのことを大好きです。
「賃貸営業をやっていた子とか、うちの会社に来てくれへんかなー」とみんな言っています。

私自身は賃貸仲介の営業経験はありません。ただ収益物件の営業をやっておりましたので、
その関係で賃貸仲介さんとのお付き合いがありました。

賃貸仲介はもう凄いですね!あの繁忙期の忙しさ!
もう、電話しても出てくれません。
「今から行っていいですか?」って言っても、「今が、いつやと思ってるんですか梶本さん!!無理に決まってるでしょ!」とか言って、半ギレで怒られました。

落ち着いた時間帯を見計らって、夕方の6時半ぐらいに行くと、もうみんな…(魂が抜けたように)こんなんなってw
「あの、ちょっと聞きたいんですけど…」
「ああ、カジモトさん。今日は昼間ごめんなさいね…ちょっとお客さんがいっぱい来てたんで大変すぎて…」

いや、繁忙期にあんな忙しい時間に電話した僕が悪いんで。 ごめんねみたいな感じになっていました。

やっぱりめちゃくちゃ忙しい。 スピード感がすごい。あのスピード感は、傍から見ていても惚れ惚れしますよね。

同じ営業人材としてみれば、お客さんのクロージングも速い。来店されたお客さんを、その日のうちに決めてしまうという段取りは、なかなか売買仲介にはありませんね。

賃貸仲介のスピードで売買仲介をやっていけば凄い成績を出します

もう1つ、すごいと思うのはインターネットの使い方です。
やっぱり、賃貸の方がネットの使い方はうまいですよね。
ITリテラシーに関しては、もう売買営業より断然、賃貸の方が高い。
賃貸営業においては、ネットをどう使うかが本当に生命線になっていますからね。
賃貸はスピード速いし、リテラシーも高い。

売買(営業)に来られても、それはそれは活躍されます。

実際に、私もコンサルティング先の会社で面接させていただいた賃貸仲介出身の方がいます。入社していただくと期待通りに動きが凄い!

あまりに動きが凄いんで、僕ら売買出身の人間はボケーとして見ているだけになりがちです。

こちらが、ボケーとしてる時でもパ!パ!パ!パ!パ!パパパ!
書類を作ってター、ワーーーーーーとやっていって、数字をパパパーンとあげてしまう。(擬音ばかりで、すいません)

売買仲介の人が賃貸営業の方のスピードをほめると、「不動産の知識に関しては、売買には負けます」と謙虚に返されます。まあ、確かにその傾向はあるかもしれません。

でも、営業は知識も大事ですけど、動きのよさっていうのはもっと大切な要素ですから 賃貸から売買に来られたら、すごい勢いで数字をあげられます。

そして、その方が半年くらい経って不動産売買仲介に慣れてきて知識も増えてきてとなるとどうなるのか?

皆さん、どうなると思いますか?
こうなるんですよ。

ボケーーーーwww

「もう賃貸の動き方は忘れちゃった…」
「売買の色に染まっちゃったんで、あんな賃貸の時みたいに一生懸命できませーん」となってしまうんです(笑)

なんで?そんなゆっくりになってしまったのか?
あんなに動き良かったやないかー!と、いうことになりがちです。

そういう不思議もあるんですが、いずれにせよ売買の中では、賃貸仲介出身者はすごい人気がありますから、もしチャレンジされるのであれば、どんどんウエルカムで売買仲介にお越しください。

ただ、その動きは、無くさないでくださいね!

ボケーーーw

ゆっくりまったりにならないように、その機敏な動きを忘れないでください

 
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