月に専任媒介1.5件、一般媒介1件獲得する為の行動目標|月に2.5件の媒介を獲得する営業活動
「売り物件の仕入れ」は、不動産売買仲介業には必要不可欠な業務です。しかし、この「仕入れ」業務をセンスや根性に頼らず論理的に考えたことがある人は多くはありませんでした。そこで、この連載では、不動産仕入れ理論の第一人者である不動産会社専門コンサルタントの梶本幸治さんと一緒に、仕入れを「理論」として学んでいきます。
今回から、仕入れ営業の実践編をお届けします。(リビンマガジンBiz編集部)
みなさん、こんにちは。
株式会社レコの梶本幸治です。
今回からは新シリーズ「月に2.5件の媒介を獲得する営業活動」を全13回の予定でスタートさせます。
このシリーズでは、新人不動産営業担当が毎月コンスタントに2.5件の媒介を取得する為に行うべき、営業活動の内容と量をお伝えして参ります。
具体的な数字をバンバンご紹介する事になりますが、こられは私の九州のクライアント先で実際に達成されたした数字を基にしています。(集計期間は2018年7月~2020年4月の22か月間)
私のコラムを以前からご覧下さっている方なら、「九州の山本さんに学ぶ不動産仲介営業(※)」の続編だと申し上げれば思い出して下さるかもしれませんね。
(※)以前のコラム「元不動産営業マン梶本の、結果を残す営業術」で2019年1月2日~2019年3月20日に渡って連載したシリーズ。
では、前回のシリーズをご覧頂いていない方の為に、九州の山本さんについてご本人が特定されない範囲でご紹介します。
九州の山本さんは平成4年生まれの28歳。九州の専門学校を卒業後、アパレル業界に就職。アパレル業界で5年近くお勤めの後、平成30年に私のクライアントである、九州の不動産会社に中途入社。入社後は、買付営業ではなく、仕入れ営業を中心に日々頑張っておられます。それから、令和元年の宅建士試験に見事合格されました!
山本さんは「九州の山本さんに学ぶ不動産仲介営業」連載終了後もコンスタントに媒介を取り続けておられます。
媒介獲得に悩んでおられる方は是非、九州の山本さんの営業活動を参考になさって下さい。
では最初に、私が月間の行動目標として設定した数字をご紹介して参ります。
●専任媒介:月間目標2件
●一般媒介:月間目標1件
●売主訪問:月間目標10件
●売主電話:月間目標15件
●査定書作成:月間目標15件
●一括査定反響:月間目標10件
●空地空家調査:月間目標30件
●空地空家DM発送:月間目標30件
●空地空家DM反響:月間目標3件
●チラシ配布:月間目標5000枚
●チラシ反響:月間目標1件
●業者訪問:月間目標10件
●物件確認:月間目標30件
私は上記の目標を設定し、月に一回の訪問コンサル時に達成度を確認させて頂きました。
目標は達成するためのものですから、あまり無理があってもいけませんし、低すぎる行動目標では成果が出ません。なんとか消化できるギリギリの目標を設定させて頂いたつもりですが、読者のみなさんはどう思われますか?
では、こられの目標に対する達成度を、来週のコラムではご紹介いたします。
POINT
・九州の山本さん!宅建合格おめでとう!
・なんとかできるギリギリを目標に設定しよう!