重点マンション仕入れチラシ|不動産売り求むチラシ作成講座
「売り物件の仕入れ」は、不動産売買仲介業には必要不可欠な業務です。しかし、この「仕入れ」業務をセンスや根性に頼らず論理的に考えたことがある人は多くはありませんでした。そこで、この連載では、不動産仕入れ理論の第一人者である不動産会社専門コンサルタントの梶本幸治さんと一緒に、仕入れを「理論」として学んでいきます。
不動産仕入れに役立つチラシについて学んでいます。今回は重点マンションの仕入れのためのチラシ作成を深堀りします。(リビンマガジンBiz編集部)
画像=写真AC
みなさん、こんにちは。
株式会社レコの梶本幸治です。
前回の「重点取り扱いエリアチラシ|不動産売り求むチラシ作成講座」に続き、今回は「重点マンション仕入れチラシ|不動産売り求むチラシ作成講座」と銘打って、農耕型仕入れ集客のチラシ作成法をご紹介して参ります。
商圏内のマンションの内、何棟かを重点マンションと定め、定期的に売り求むチラシを入れておられる不動産会社様は多いでしょう。
今回は、その際に使用するチラシの作成法に触れていくのですが、その前にお伝えしたいことがあります。
先程、「定期的に売り求むチラシを入れて…」と申しましたが、この【定期的】とはどのような頻度を指すのでしょうか?
不動産営業担当者様から、次のようなご相談をたまに受けます
「月に2~3回程度、1回3000部ほどチラシを刷って、重点マンションへポスティングを行っているのですが全く反響がありません。チラシを添削して頂けませんか?」
このような相談をされる方は、根本的な間違いを犯しています。
先ず、月に2~3回程度は少なすぎます。最低でも【週に2~3回】のチラシ配布が必要です。
次に3000部ほどのチラシを刷っているという事は、複数棟の重点マンションに「同じチラシ」をまいているのでしょう。これも間違いです。何が間違いであるかについては後述します。
最後に、この3000部という部数も少なすぎます。重点マンションの総戸数として5000戸以上は欲しいところです。
このような前提条件をお示した上で、チラシの作成法について解説します。
先程(前ページ)、複数棟の重点マンションに「同じチラシ」をまいている事は間違い、と申しましたが、配布するマンション毎にチラシを変えることは、重点マンション仕入れチラシ基本中の基本です。
各チラシに「〇〇〇(マンション名)の高値売却は△△△不動産の山田まで!」といったキャッチコピーと、マンションの外観写真を入れる必要がある重点マンション仕入れチラシでは、自ずから「マンション毎のチラシ作成と配布」を実施する事となります。
但し、裏面に関しては、当該マンションを中心に500m圏内の売りマンション情報を記載すれば良いと考えますので、全チラシ共通でも良いでしょう。
(※理想を言えば、当該マンション内の売り物件を記載したいところです。売りマンション情報を記載する理由に関しては2020年3月11日のコラム「
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