では、どうすれば良いのでしょうか。
私は、私のクライアント先に対して「ダイレクトメールの宛名書きは、手書きでお願いします」と伝えしています。
宛名書きを手書きにすることにより、「DM臭を消す」事が出来、開封率の向上が期待出来ます。
しかし、2019年10月23日のコラム「不動産仕入れDMの基本的な考え方と、その目標反響率」でもご紹介申し上げ通り、印刷の宛名書きや宛名シールを用いて、大量に送付することは比較的簡単ですが、1件1件「ダイレクトメール臭を消し、普通のお手紙だと感じてもらえる内容」でDMを作成することは大変です。
その悩みを解消するためには、送付数を減らして頂いて結構です。
送付数を減らしてでも、クオリティの高いDMを送ることにより、反響数自体を向上させる事が可能だと考えます。
クオリティと言えば気になる事が1つあります。
それは、「文字の美しさ」です。
不動産会社の方からよく、次のようなご質問を頂きます。
「宛名書きを手書きで行うメリットは理解出来ましたが、文字の上手い下手は、反響数に影響しますか?」
これに関しては、下手な字でも丁寧に一生懸命書けば、そんなに反響が落ちることはないとお答えしています。
しかし以前、私のクライアント先で、宛名書きを担当していた書道有段者のスタッフが退社され、宛名書きの担当者を20歳そこそこの若手営業担当(お世辞にも文字が綺麗とは言えない方…)に変更したところ、反響数が半減したことがございました。
宛名書きは達筆である必要はございませんが、ある程度「限度」があるとご理解ください。
このように宛名書きにまで気を配り、「ダイレクトメール」を卒業して、「お手紙」の域に達しましょう。
POINT
・宛名は手書きしよう。
・時間がないなら、送付数を減らしてもかまわない。