不動産売り求むDMにおける「宛名書き」の重要性を知る

「売り物件の仕入れ」は、不動産売買仲介業には必要不可欠な業務です。しかし、この「仕入れ」業務をセンスや根性に頼らず論理的に考えたことがある人は多くはありませんでした。そこで、この連載では、不動産仕入れ理論の第一人者である不動産会社専門コンサルタントの梶本幸治さんと一緒に、仕入れを「理論」として学んでいきます。


不動産仕入れにかかせないDM(ダイレクトメール)について、集中的に学ぶ、このシリーズ。第8回目の今回は、前回に続いてDMの開封率について考えます。(リビンマガジンBiz編集部)

画像=写真AC

みなさん、こんにちは。株式会社レコの梶本幸治です。

前回(2019年12月04日)のコラム「不動産売り主向けDMで、開封率を向上させる封筒とは?」では、不動産売り求むDMにおける開封率の重要性について解説いたしました。今回のコラムも前回同様、開封率向上のお話です。

ダイレクトメールの開封率を向上させて、反響を多く獲得する秘訣の一つが「DM臭を消す(DMでは無く、通常の手紙だと感じて貰う)」事です。この点については、今までにも何度かお話してきました。

では今、あなたが実施しておられるDMの「宛名書き」は、通常の手紙だと感じて貰う内容になっていますか?ひょっとして、次のような「宛名書き」になっていませんか?

・宛名を封筒に印刷する宛名書き。

・宛名シールを封筒に張り付ける宛名書き。

まさに「ザ!ダイレクトメール」ですね。こんな、印刷の宛名書きや、宛名シールを貼付したDMの封を切ろうと思いますか?思わないですよね。

では、どうすれば良いのでしょうか。

次のページ:開封率を上げる宛名とは?

 
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