駄目な不動産DM解説|売買・賃貸・リフォーム何でも出来るDM
「売り物件の仕入れ」は、不動産売買仲介業には必要不可欠な業務です。
しかし、この「仕入れ」業務をセンスや根性に頼らず論理的に考えたことがある人は多くはありませんでした。そこで、この連載では、不動産仕入れ理論の第一人者である不動産会社専門コンサルタントの梶本幸治さんと一緒に、仕入れを「理論」として学んでいきます。
前回に続いて、不動産仕入れにかかせないDM(ダイレクトメール)について、集中的に学びます。第3回目の今回はついつい作っちゃうDMにビシバシ突っ込みます。(リビンマガジンBiz編集部)
みなさん、こんにちは。株式会社レコの梶本幸治です。
今回も駄目な不動産DMの具体的な内容をお示ししながら、反響の取れる不動産仕入れダイレクトメールの作成法をお伝えして参ります。
少しお尋ね致しますが、あなたが作成しておられる不動産仕入れDMに次のような文章は入っていませんか?
【文章例】 尚、この空き家が貴方様のご所有であることは、公開されている情報である登記簿謄本を拝見して知り得た事でございまして、決して違法な手段で情報を入手した訳ではございません。 |
如何ですか?このようなDM…作ってしまってますよね?
先ず、何故、空地空家調査を実施したのか、その経緯を分かり易く説明する必要がありますね。又、【貴方様】では無く、【山田様】等と、不動産所有者のお名前を記載するべきでしょう。
しかし、本当に「駄目な部分」はここではありません。
「ご所有になっておられる空き家に関して、賃貸・売買・リフォーム・有効活用のご予定は無いかと…」の部分こそ、本当に反省すべき点なのです。
【賃貸・売買・リフォーム・有効活用と】欲張って色々言い過ぎです。【売却依頼】が欲しいなら、提案も売却一本で勝負ししましょう。
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