結論から申し上げますと、私の考えは「最初の一社目」です。
確かに、他社の話を聞いてから判断したいという理由で回答を留保された売り主様から、媒介を取り付けることは難しい事だとは思います。
しかし、ここは【強い営業】や【的確な提案】を心がけることにより、なんとかクリア出来ると考えます。
その点、「最後の不動産会社」として査定訪問を行おうとすると、提案の機会さえ与えられる事無く、他社に媒介を取られる危険がございます。これは営業にとって非常に辛い事です。
ここはやはり、一社目に提案するメリットである「競合他社に先駆け、媒介受託のチャンスがある」という点は非常に魅力的だと私は思います。
真っ先に売り主様にお目にかかり、競合他社には提案のチャンスすら与えず媒介を獲得する事を目指すべきでしょう。
まぁ、良く考えれば…
「この後、まだ2社来る予定なので、その不動産会社の話も聞きたいから待っていて欲しい」
と言われ、そのまま素直に帰ってくるのは、営業担当の姿勢として如何なものかと思います。
別に「媒介契約書にハンコ貰うまで帰らない!」というモーレツ社員(死語)になれとは申しませんが、売り主様の売却理由や希望価格をしっかりヒアリングし、的確な提案が出来ていれば、「他社様の意見を聞くまでもなく、私に売却をお任せ下さい」と胸を張って言えるのでは無いでしょうか?
POINT
・査定訪問は競合に先駆け一番に駆けつけよう!