一括査定サイトからの受託率は10%を目指そう|不動産仕入れ理論入門

「売り物件の仕入れ」は、不動産売買仲介業には必要不可欠な業務です。

しかし、この「仕入れ」業務をセンスや根性に頼らず論理的に考えたことがある人は多くはありませんでした。そこで、この連載では、不動産仕入れ理論の第一人者である不動産会社専門コンサルタントの梶本幸治さんと一緒に、仕入れを「理論」として学んでいきます。

第1回目の今回は、一括査定サイトからの受託についてです。(リビンマガジンBiz編集部)

画像=写真AC

皆さん、お久しぶりです。

株式会社レコの梶本幸治でございます。

ご好評頂いておりました「元不動産営業マン梶本の、結果を残す営業術」の後継として、本日から「売買仲介のための不動産仕入れ理論入門」の連載が始まります。

「元不動産営業マン梶本の、結果を残す営業術」とはまた違った角度から、不動産仕入れ手法を解説して参りますので、どうぞご期待ください。

記念すべき第一回のテーマは「一括査定サイトからの受託率は10%を目指そう」です。

私の連載を以前からご覧下さっている方なら、「受託率目標を10%に!」という私の提案はご存知の事と思います。

ではここで根本的な質問をさせて頂きます。

何故、一括査定サイトからの受託に関し、目標受託率を設定する必要があるのでしょうか?

「何故、目標受託率を設定する必要があるかだって?そりゃ集客手法の一つなのだから、目標値を設定する事は重要だろう!何を当たり前のことを聞いているのだ?梶本も久々のコラム執筆で調子が出ないのかな?」などとは思わないでくださいね。真面目な質問ですから。

確かに、不動産一括査定サイトの活用は集客手法の一つですから、他の手法と同様に目標値を設定すると考える事は、間違えではありません。

しかし、不動産一括査定サイトからの受託に対し目標値を設定する事は、DMからの受託率、チラシからの受託率、既契約紹介からの受託率に関し目標を設定する事よりも重要です。

何故、不動産一括査定からの受託に関し、目標受託率を設定する事がそれほどまでに重要なのか!

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