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元不動産営業マン梶本の、結果を残す営業術
【大反響!シリーズ】九州の山本さんに学ぶ不動産仲介営業⑧
不動産会社専門コンサルタント 梶本幸治さんが、デキる不動産営業の心得、成功している不動産会社の特徴を紹介します。
不動産業界に現れた期待の新人・九州の山本さんシリーズ8回目は、売価時の値決めについてです。(リビンマガジンBiz編集部)
画像=写真AC
私が若い頃、当時の上司や先輩から「売れない価格で媒介を取るくらいなら、自分から断って来い」との教えを叩き込まれました。
今も私と同年代の不動産会社幹部の方とお話しすると、売れない価格で媒介を取っても仕方がないとお考えの方が多いように感じます。
しかし、今の私の考えは少し違います。
この「元不動産営業マン梶本の、結果を残す営業術」でも何度か触れて来ましたが、媒介受託価格は売主様の「言い値」で良いと思っています。
売主様にとって不動産はご自身の大切な資産なのですから、少しでも高値で売りに出してみたいと思われる事は当然理解出来ます。
ただ、「売主様の言い値」で売れる事は殆ど無く、時期を見計らって売り出し価格を下げる提案をしていかなければなりません。
「売り出し価格を下げる提案をしていかなければなりません」と簡単に言ってしまいましたが、これはかなり難しい事であり、その提案を行うまでに売主様と人間関係を築いておく必要がありますよね。
その、「人間関係構築」に欠かせないのが「売主訪問」です。
では、九州の山本さんは「売主訪問」を月に何件程行い、一人の売主様に対してどのくらいの頻度でアポイントを取っているのかご紹介します。