私は九州の山本さんに対し、「売却反響全てに対して査定書を提出するように(ただし、離婚案件は除く)」と指導させて頂いていますので、反響数に対する査定書作成率59.80%という数字は少々不満です。それでも、普通の不動産営業担当の査定書作成率に比べると、上を行っているのではないでしょうか。
また、九州の山本さんの場合、空地空家DMからの売却反響を月平均4.33件獲得している点からも分かるように、「案件自体の母数(総反響数)」の向上に注力しておられ、査定書を作成する時間がなかなか捻出できないことも、査定書作成率が59.80%に留まった原因であると考えています。
ご覧頂いたように不動産仕入れ営業では「真面目にコツコツ」仕事に臨むことが大切なのです。
あなたが今、媒介受託数の不足に悩んでおられるなら、売却反響全てに対して査定書を作成し、売主宛てに送付してみて下さい。
このような地道な営業活動を続けて行けば、九州の山本さんのように月平均3件程度の媒介を受託できるようになるはずです。
ガンガン物件を仕入れて、どんどん業績を上げるためには、まず身近なことから始めましょう。
不動産仕入れ営業も「隗より始めよ」です!
追伸
私は「リビンマガジンBiz」運営会社である、リビン・テクノロジーズ株式会社様からのお招きを受け、来る2月19日(火)14時から同社本社(東京都中央区)で開催される「紙とネットの不動産仕入れ講座」の講師を務めさせて頂く事になりました。「おっ!梶本が東京に来るのか。どんな奴か一回見てやろう」と思われた方は、リビン・テクノロジーズ株式会社様にお問い合わせ下さい。定員40名、参加費は3,000円だとお聞きしています。
■本日の格言
・売却反響には全て査定書を提出するべし!