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元不動産営業マン梶本の、結果を残す営業術
皆さんは10秒で何ができますか。短いようで、案外できることはあるものです。
不動産会社専門コンサルタント 梶本幸治さんが、デキる不動産営業の心得、成功している不動産会社の特徴を紹介します。
2018年最後の当欄では10秒で使えるテクニックを伝授します。大掃除の手をとめて、読んでください。(リビンマガジンBiz編集部)
(画像=写真AC)
今回の記事が「元不動産営業マン梶本の、結果を残す営業術」の2018年最後の記事になります。
今日で仕事納めという不動産会社も多いように聞いておりますので、年明けスグに使いたくなるテクニックをご紹介して、今年の締め括りにしたいと思います。
不動産の紙媒体広告は、私が不動産業界に入った平成8年からほとんど進化していません。「ほとんど」というよりも「全く進化していない」といっても良いかもしれません。
しかし、ライフスタイルが多様化する中、「いつかは持ち家を購入したい」という層は減少しているように感じます。そんな厳しいマーケットにあって、紙媒体広告(チラシ)で反響を取るには「手に取りたい。内容を見てみたい」と思って頂けるチラシ作りが必要であり、そのために適切なキャッチコピーでお客様の関心を惹くことが重要になります。
2017年10月18日に書いた「仕入れ反響を獲得する鍵は「文字の多さ」と「狭いキャッチコピー」にあり!」の記事でもふれたように、キャッチコピーは、ターゲットが狭ければ狭い方が良いのです。
チラシを少しご覧になったお客様が「このチラシは私にとって有益な情報が掲載されている」といったメッセージを感じて下さるようなキャッチコピーを考えたいものです。
しかし…そんな簡単に考えられませんよね。
そこで、不動産広告のキャッチコピーを10秒で考える方法を1つお伝え致します。
【不動産広告のキャッチコピー例】
・「ターゲット像」にご覧頂きたい物件です
※ターゲット像には「30代子育て世代のパパママに」や「○○小学校にお子様を通わせておられる保護者の方に」、「お子様が独立され、今のお家が少し広すぎるなと感じていられる熟年世代のあなた」等の文言が入ります。
これが、私のお勧めする「不動産広告のキャッチコピーを10秒で考える方法」です。
「なんだ、こんな簡単な方法かぁ。こんな方法で大丈夫かよ」と思われたかもしれませんが、簡単な割にはそこそこ結果の出る方法ですので、年明け1回目のチラシでお試し下さい。
>>2ページ目:さらに反響が伸びる追加文言とは?(続き)