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元不動産営業マン梶本の、結果を残す営業術
不動産会社専門コンサルタント 梶本幸治さんが、デキる不動産営業の心得、成功している不動産会社の特徴を紹介します。
忘年会シーズンまっただ中ですが、若手営業社員には必須の能力を紹介します。(リビンマガジンBiz編集部)
(画像=写真AC)
20代不動産営業担当者のみなさん、こんにちは。
毎年恒例忘年会のシーズンですが、今年は今日までに何件の忘年会に参加されましたか?
「終業時刻以降は、私のプライベートな時間ですから忘年会などには参加していません。仕事関係の忘年会など日本の悪しき慣習に興味はないし、無駄な時間は過ごしたくないですからね(キリッ!)」
てな主張ができれば楽なのですが、なかなかこんなこと言いだせませんよね。
そこで仕方なく忘年会に参加するわけですが、嫌々ながらも参加する以上、酒くらい美味しく飲みたいものです。しかし、酒が進み、座が乱れると「例の奴ら」があなたの隣の席を狙ってきます。
例の奴ら…そう、40代の上司や先輩です。
できるだけ年の近い者で集まって、隅の方でそれなりに楽しくのでいたのに・・・
ビール瓶片手に「お~。飲んでるか~?」等と言いながら40代のオッサンは近づいてきます。
今日はそんな40代の上司を上手くかわす方法を、昭和48年生まれの私がお伝えしましょう!
あっ、今の20代の方に「昭和○○年生まれ」って言ってもあまり通じないことが多いので、言い直します。
西暦1973年生まれの私がお伝えしましょう!
私の同年代の不動産管理職とお話ししていると、今の20代営業担当者に対する不満として、次のような事柄をよく聞きます。
「今の若い連中は真面目だし、人生に対する計画性も俺たちの若い頃よりしっかりしているのだけれど、何ていうか勢いがないのだよなぁ。不動産屋ならもっと勢いがなくっちゃ!」
「奢るって言っても「仕事が残っていますから」とか言って飲みの誘いに乗って来ない。俺って若い連中から嫌われているのかなぁ」
「カラオケ行っても知らない歌を平気で歌われてしまう。若いアーティストならかろうじて聞いたことあるけれど、アニソンやボカロなどは全く分からないし。アニソンで良いから昔の歌も一緒に歌いたいよ。」
何ていうか…寂しい台詞が並んでいますね。バブル崩壊後の就職氷河期に社会人になり、ようやく管理職に地位にまで上り詰めたにも関わらず、こんな台詞は寂し過ぎます。
40代の上司・先輩の意見を要約すると「今の若い連中の仕事に対する姿勢は評価している。でも、仕事だけじゃなくて、もっと僕と(私と)遊んでくれないかな。」ってことになりますね。
つまり、「できるだけ年の近い者で集まって、隅の方でそれなりに楽しく飲んでいる」から上司が寄って来るのです。
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