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元不動産営業マン梶本の、結果を残す営業術
師走とは名ばかりの暖かさです。不動産会社専門コンサルタント 梶本幸治さんが、デキる不動産営業の心得、成功している不動産会社の特徴を紹介します。
年末前の追い込みに忙しいですが、忘れはいけない年賀状の準備についてです。(リビンマガジンBiz編集部)
(画像=写真AC)
早いものでもう12月ですね。
12月中旬を過ぎるとお客様の動きもピタッと止まってしまいますので、それまでに何とか営業数字を整えようと頑張っておられることと思います。
師走という言葉の由来として「お坊さんが走る」とか「先生が走る」とか諸説あるようですが、不動産営業担当者も走り回る必要があるようです。
しかし、走り回ってばかりいる訳にも行きません。
年末の恒例の重要な仕事がありますよね。
そうです…
忘年会です。
じゃなかった…
年賀状書きです。
営業を始めて1年目、2年目くらいの方なら、未だ既契約のお客様も少ないでしょうし、付き合いのある不動産業者も少ないでしょうから、年賀状を出す相手もそんなにいらっしゃらないかもしれません。
しかし、営業経験3年目を超えてくると膨大な年賀状を書かなければならなくなります。
そして、営業経験5年目を超えると、とてもじゃないですが既契約全員や知り合い業者全員に、丁寧な年賀状など書けない状態になります。
では、不動産仲介営業担当は誰に年賀状を書けばよいのか?
私の場合は、私のコンサルを受けて頂いているクライアントに対して次のように提案しています。
「自社売却顧客リストに名前が載っている不動産所有者には、必ず年賀状を出しましょう」
この「自社売却顧客リストに名前が載っている不動産所有者」とは次のよう方々を指します。
・空き地空き家(売り求む)DMを送付した不動産所有者
・一棟収益(売り求む)DMを送付した収益オーナー、不動産投資家
・登記受付帳(売り求む)DMを送付した不動産所有者(相続等)
・一括査定サイトからの問い合わせ顧客
・その他、売却相談、査定依頼のあった不動産所有者
※なお、分譲マンションの区分所有者全員へDMを送付した場合、その不動産所有者は含みません。区分所有者全員となると人数が多すぎるため、丁寧な年賀状を送ることが物理的に難しいからです。
これらのリストに掲載された不動産所有者へは「売りに出てくるまで」ずっと年賀状を送り続けることをお勧めしております。
>>2ページ目:未来の売主に年賀状を送ることも大切な営業活動!(続き)
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