>>1ページ目に戻る

では、次のように言えばいかがでしょう?

2,300万円のご希望価格、確かに承りました!売主様に対して全力で交渉して参ります。もしも、売主様が2,300万円を了承しない場合は、私の判断で交渉を終わらせます。例えば売主様が2,310万円なら売ると仰っても、2,300万円に満たない場合は私の判断で断って来ます!

こう言ってみて、買主様の反応をみましょう。

いやいや、君も極端だな。交渉してみて何らかの返事が売り主様からあれば、一旦私にも教えてくれないか。そこからまた判断するから」と仰るようなら…まだまだ買い上がりの可能性はあります。100万円くらいなら買い上がってくれる余地があるかもしれませんね。

しかし、「おぉ!是非とも頑張ってくれ。2,300万円でしか私は買わないから」と言われてしまった場合は、本当に2,300万円で押し込むしか道はありません。買主様に買い上がりのお気持ちはないようですから。

お客様は「特別扱い」されたいものです。そして、営業担当者には「自分の味方」をして貰いたいものです。

営業現場では正面突破の正攻法だけでなく、一見お客様の味方をしているようなそぶりを見せつつ、搦め手(からめて)から攻め、商談を成立させるテクニックも必要ですよ。

■本日の格言

・買い上がり枠の確認は巧妙にやろう!

・客は必ず「特別扱い」して「味方」になろう。

「元不動産営業マン梶本の、結果を残す営業術」 記事一覧はこちら
 
  • line
  • facebook
  • twitter
  • line
  • facebook
  • twitter

本サイトに掲載されているコンテンツ (記事・広告・デザイン等)に関する著作権は当社に帰属しており、他のホームページ・ブログ等に無断で転載・転用することを禁止します。引用する場合は、リンクを貼る等して当サイトからの引用であることを明らかにしてください。なお、当サイトへのリンクを貼ることは自由です。ご連絡の必要もありません。

このコラムニストのコラム

このコラムニストのコラム一覧へ