元不動産営業マン梶本の、結果を残す営業術
不動産会社専門コンサルタント 梶本幸治さんが、デキる不動産営業の心得、成功している不動産会社の特徴を紹介します。
今回は不動産業界で働く人には避けて通れない、秋の大イベントについてです。(リビンマガジンBiz編集部)
(画像=写真AC)
早いものでもう10月になりました。
10月と言えば不動産業界ではビックなイベントが待っていますね。
そうです、「宅地建物取引士資格試験」が平成30年10月21日(日)に開催されます。
私のクライアントでも若手営業担当の多くが宅建試験を受験します。
あっ!うっかり「若手営業担当」と言ってしまいましたが、ベテラン営業担当にも宅建試験を受験される方が結構いらっしゃいます。これらベテラン営業担当者の中には、宅建試験受験経験10数回を数える「宅建試験歴戦の猛者」も多いようですが、今年こそ宅地建物取引士の資格をゲットしていただきたいものです。
このような「宅建試験歴戦の猛者」はご自身がなかなか合格しない原因として「業歴が長いとどうしても実務に即して考えてしまうので、建て前論的な法律が頭に入らないのですよ」と仰る方が多いですが…不動産に関する法律を頭に入れず、全部我流でやってしまうなんて、これはこれでかなり問題です。
宅建試験と言えば多くの必勝法があるようで、受験者は宅建試験直前になると既に合格した先輩から「本当か嘘か分からないような怪しげな宅建必勝法」を飲み会などで伝授される機会が増えます。
では、代表的なものを少し紹介しましょう。
・権利関係はほどほどの勉強で良いが、宅建業法は1問も落とすな!
・問題集はしなくて良い。ただひたすら過去問を解きまくれ!
・夜は飲み行ってしまうから、勉強は早朝にしろ!
・飲みに行くのを我慢して勉強しろ。ただし、俺が誘った時は勉強せずに付き合え!
・独学は合格できない。学校に行け!
・宅建ごときで学校に通う必要はない。独学で充分だ!
・一日二時間、半年勉強すれば必ず合格できる!
・だらだら勉強しても仕方ない。一日四時間、3カ月集中で合格を掴みとれ!
上記のうち、「問題集はしなくて良い。ただひたすら過去問を解きまくれ!」は私も共感できますが、その他のアドバイスは…まさに本当か嘘か分からないような怪しげなものであり、混乱しそうです。
本試験まで後1カ月を切り、受験者の中には残された時間の勉強法に悩んでおられる方も多いと思います。
特に、合格ラインぎりぎりの方は、効果的なラストスパートを決めたいとお考えでしょう。
そこで、私から宅地建物取引士試験対策の超直前におすすめする追い込み勉強法をご紹介します。
>>2ページ目:梶本流 宅建試験直前、追い込み勉強法とは!?(続き)