元不動産営業マン梶本の、結果を残す営業術


不動産会社専門コンサルタント 梶本幸治さんが、デキる不動産営業の心得、成功している不動産会社の特徴を紹介します。


今回は心の整え方についてです。ある優秀な営業社員には二つの顔があって…。どちらの顔が本当なのでしょうか。(リビンマガジンBiz編集部)

(画像=ぱくたそ)

この記事をご覧下さっている方の中にも、人間関係で悩んでおられる方が沢山いらっしゃると思います。

夫婦間、親子間、恋人同士、ご近所付き合い、友人との関係…悩みは尽きません。

この記事は「不動産業者様向け」のコーナーですので、不動産会社に特化した「人間関係」のお話をしてみようかなと思います。

ある大手仲介不動産会社の敏腕営業担当に不思議な人がいました。

その方は、一緒にお酒を飲むときは不平不満や文句ばかり言っているのですが、仕事中は聖人君子のようになるのです。

大手の仲介会社といえば売主様や買主様はもちろんのこと、本社の上司、店舗の上司、部下後輩、親会社(デベロッパーや鉄道会社、住宅メーカー等々)の社員、同業他社、司法書士等関連業と様々な方と話をする機会が多く、時には「大声を出して怒りたくなる」場面に出くわすこともあるでしょう。

しかし、この営業担当者はそれら全ての方々に対し笑顔で接し、無理難題を言われたり、自分に責任のないことを押しつけられたりしても、いつも笑顔で対応していました。

これが生来、優しい性格でお釈迦様のような人格者なら頷けるのですが、先程ご紹介した通り、「飲み会で不平不満や文句ばかり言っている」ところを見ると、とてもとても人格者とは呼べません。

ではなぜ、仕事中は聖人君子のようになるのでしょうか?

私はある飲み会の折、本人に直接この疑問をぶつけてみました。

「飲み会の度に文句ばかり言っておられますが、仕事中はいい人ですよね。なぜなのですか?どちらが本当の姿なのですか?(笑)」

この私の問いに対しては、次のような答えが返って来ました。

>>2ページ目:仕事中はすべての人に丁寧になる!デキる営業の心構えとは(続き)

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